電気工事士

【必見】電気工事士の資格と難易度について【電工二種からスタート】

電気工事士には「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」の2種類あります。
他にも存在しますが、今はこの2つのみ覚えるだけでOKです。

悩む受験者
悩む受験者
電気工事士の資格の難易度がどのくらいなのか知りたい。あと、どの資格から取得するのが1番良いのかも一緒に教えて欲しいな。

本記事では、上記の疑問を解決します。

結論としては、第二種電気工事士から取得するのがおすすめです。合格率が毎年約50%と非常に高く、試験対策も難しくないため、初めて電気の資格を受験する方にとっては1番合格しやすい資格です。

上記を深堀りして解説していきます。
これから受験する方で、電気工事士の詳細を知りたい方には必見の記事です。

本記事の内容

  • 電気工事士の資格と難易度について
  • 最初は第二種電気工事士からスタートすべき
  • 資格取得後は現場で経験を積むだけ

上記の3本立てです。
5分程度で全て読み終えられる記事内容かつ画像つきで詳しくご紹介します。

本記事の信頼性

本記事の信頼性

補足ですが、第二種電気工事士で食べてくことは可能です。
経験を積んで仕事の知識さえ身に付けることで不自由なくやっていけます。

現在、ある程度の電気資格を有している僕ですが、やはり最初は何から受験したら良いのかわからず、第二種電気工事士から取得しました。

そんな僕だからこそ、初心に戻りながら「初心者の目線+経験者の目線」で記事を書くことができます。3~5分間お付合いいただけると幸いです。

さっそく見ていきましょう。

 【種類別】電気工事士の資格と難易度について

【種類別】電気工事士の資格と難易度について

電気工事士の種類は2つあります。

  • 第二種電気工事士
  • 第一種電気工事士

この2つです。
それぞれの資格は就ける仕事の範囲が変わってきます。資格の難易度とあわせて、一緒に見ていきましょう。

  第二種電気工事士

第二種電気工事士を取得すると「すべての一般用電気工作物の施工・工事に従事する」ことができるようになります。

   第二種電気工事士試験の詳細

2019年度に実施される第二種電気工事士試験の詳細です。

   上期試験の日程
筆記試験 6月2日(日)
試験時間 13:00~15:00【120分】
技能試験 7月20日(土)または7月21日(日)
試験時間 11:30~12:10【40分】
   下期試験の日程
筆記試験 10月6日(日)
試験時間 10:00~12:00【120分】
技能試験 12月7日(土)または12月8日(日)
試験時間 11:30~12:10【40分】

▷▷関連:第二種電気工事士の試験日と試験会場

   第二種電気工事士試験の難易度

第二種電気工事士試験の難易度

第二種電気工事士試験の合格率を表したグラフです。
グラフを見てわかるとおり、電工二種の合格率は毎年50%近くあり、合格率が高いのが特徴です。

試験の難易度としても「過去問を10年分繰り返し解き直し続けたら合格できる」と言われるぐらい過去問と類似した問題が多く出題されます。

合格率が約50%の資格は他にないため、難易度としては初心者の方でも独学で合格できるレベルと言えるでしょう。

▷▷関連:第二種電気工事士の難易度と合格率

   第二種気工事士試験の合格率

第二種気工事士試験の合格率

電気工事士試験の合格率【過去10年間】を表した表です。
10年間の平均合格率は約52%と非常に高いですね。また、受験者の傾向が増加しているのも特徴の1つです。

第二種電気工事士の需要は、それだけ増加していることになります。

幅広い年代の方が受験しているため、初心者の方には本当におすすめの資格です。最初に受験する資格としては、電工二種が間違いなく1番です。

▷▷関連:第二種電気工事士の難易度と合格率

  第一種電気工事士

第一種電気工事士を取得すると「すべての一般用電気工作物と自家用電気工作物の施工・工事に従事することができる」ようになります。

   第一種電気工事士試験の詳細

2019年度に実施される第一種電気工事士試験の詳細です。

筆記試験 10月6日(日)
試験時間 14:00~16:20【140分】
技能試験 12月7日(土)または12月8日(日)
試験時間 11:30~12:30【60分】

▷▷関連:第一種電気工事士の試験日と試験会場

   第一種電気工事士試験の難易度

第一種電気工事士試験の難易度

電工一種の難易度を二種と比較したグラフです。
電工二種と比較して、全体的に合格率が低く難易度が高いことが分かります。

ただ、平均的に見ても一発合格者は35%近く存在しているため、もの凄く難しい資格というわけではないです。

多少難易度は上がりますが、電工二種に合格した方であれば、独学でも十分に取得を狙えることでしょう。

▷▷関連:第一種電気工事士の難易度と合格率

   第一種電気工事士試験の合格率

第一種電気工事士試験の合格率

10年間の合格率を表した表です。
平均しての合格率は36%であることが分かります。

第二種電気工事士と比較して合格率は下がっていますが、それでも全体的な資格と比較すると高い部類の試験に加わります。

また、技能試験よりも筆記試験の合格率が低いのも特徴です。
技能試験は試験時間が延びる分、対策が比較的容易になります。一方で筆記試験の場合、時間よりも問題1問1問の難易度がアップするため、そこの部分にて対策が必要です。

ただ、二種と同様に過去問と類似した問題を出題してくるため、対策としては過去問を繰り返し解き直すのが有効ですね。

▷▷関連:第一種電気工事士の難易度と合格率

 【結論】最初は第二種電気工事士からスタート

【結論】最初は第二種電気工事士からスタート

電気の資格を1つも所持していないのであれば、第二種電気工事士から取得しましょう。

理由は6つあります。

  • 初めての受験者が多く足を踏み入れやすい
  • 年2回実施しているので挑戦しやすい
  • 独学でも1発合格が狙える難易度
  • 勉強法に王道がある
  • 未経験OKの求人が豊富
  • AI技術が普及しても生き残る仕事

上記のとおりです。
極論、この資格を取得して経験を積めば”食べていく”ことは可能です。ですので、まずはこの資格1つだけでも取得してくださいね。

  初めての受験者が多く足を踏み入れやすい

第二種電気工事士の受験者は、完全に初心者の方でも足を踏み入れやすいのが特徴です。

  • 受験資格を必要としない
  • 年齢層が広く、色々な方が受験している
  • 受験者数が増加している
  • 国家資格なので需要が絶えない
  • 身につけた技術は一生使える

上記のとおりです。
こういった理由から、初めての電気の資格を取得する初心者の方には強くオススメする資格になります。

また、管理人を含めた電気の資格をそれなりに取得している人のほとんどがこの資格からスタートしています。

それだけ需要が高い資格です。
独学でも3ヶ月あれば十分に合格が狙えるため、将来の安定と安心を考えるのであれば、絶対に取得しておきたい資格になりますね。

  年2回実施しているので挑戦しやすい

第二種電気工事士は年2回実施しています。

  • 2019年度上期:6月~7月
  • 2019年度下期:10月~12月

予定としてはこんな感じです。
年2回実施しているため、挑戦しようと考えたときに挑戦する時期を選びやすいのは受験者にとってありがたいことですよね。

また、2回とも挑戦できるようになったため、1回目の受験で落ちたとしてもすぐに後期の方で受験することができます。

そういった理由から、第二種電気工事士は「受験者が挑戦しやすい資格」と言い換えることができるわけです。

理想の流れとしては、

  • 上期:第二種電気工事士取得
  • 下期:第一種電気工事士取得

といった流れが1番理想的です。ただ、勉強する期間も必要としますし、まずは第二種電気工事士の資格だけを取得することを第1に考えていただいてOKです。

  独学でも1発合格が狙える難易度

前半部分でも紹介したとおりです。
第二種電気工事士の合格率は、平均して52%あります。いずれも1発合格している方達です。

  • 電気を専攻している方
  • 企業から命じられて受験した方
  • 転職・再就職を考えて受験した方
  • 資格取得を趣味としている方

第二種電気工事士の受験者を分けるとこんな感じです。
ただ、共通して言えるのが「独学で合格することは可能」ということです。

合格率の52%の中には、当然独学者も混ざっています。
過去問に類似した問題を多く出題してくるため、傾向と対策を掴めば比較的勉強しやすいです。

独学者が合格するまでの期間は大体3か月です。
正直言って、試験の難易度よりも独学を続けるモチベーションの維持の方が大変だったりします。

ただ「第二種電気工事士は独学でも合格が可能だよ」ってことだけここでは伝えさせてください。

  勉強法に王道がある

第二種電気工事士は、勉強法に王道があります。
ここまで何度も登場しているように「過去問題を繰り返し解く」といった方法です。

シンプルですが最強です。ただ「完全な初心者が受験する場合」や「電気の勉強をしたのが昔すぎて覚えてないよ」って方は、電気の基礎知識を覚えるところからです。

参考書を2周して、電気の基礎知識を身につけましょう。

最初はやっぱり勉強することや慣れない電気の分野に対して抵抗が生まれるため、大体1か月~2か月くらい期間は用意しておいた方が良いですね。

技能試験に関しては、1か月あれば大丈夫です。
もちろん独学で挑戦する場合でもです。候補問題が用意されているため、筆記試験よりも対策が練りやすいためです。

まずは、筆記試験合格を目指して勉強法の王道を使ってみてくださいね。

▷▷関連:初心者におすすめの勉強方法
▷▷関連:おすすめの参考書と問題集
▷▷関連:おすすめの工具セット

  未経験者OKの求人が豊富

電気業界は、人手不足の問題に悩まされています。
「団塊の世代」と呼ばれる方達が退職する時代になるにつれて、経験を積んだ技術者が不足するためです。

人手不足になると「一人あたりの負担」が増えます。
その結果、休日出勤や深夜出勤が増えて時間外労働が重なるといったことになりかねません。

企業の対策としては「採用人数を増やすことで対策を練っています。

30代~50代の未経験者でもOKな求人も中にはあります。まずは、資格を持った技術者の人数を増加させることで一人の負担を減らそうというのが企業側の見解です。

そのため、第二種電気工事士の資格を取得すれば、想像以上に仕事の幅は広がりますよ。できるなら一緒に第一種電気工事士も取得しておくと尚良しですね。

▷▷関連:電気工事士に強い転職サイト3選

  AI技術が普及しても生き残る仕事

これから先、AI技術が普及してきます。
その結果、10年後・20年後になくなる仕事といった問題がよく取り上げられるようになりました。

結論からお話しすると「電気工事士は生き残る仕事」に入ります。

  • 電気工事士法で仕事が義務づけられている
  • 手に職が就く仕事であり、人間に付加価値が付くため

上記が主な理由です。

電気工事士の設置は「電気工事士法」で定められています。そのため、法律が改正されない限りは仕事を失うことはまずありません。

加えて、電気工事士は人間にしかできない細かな作業が多いです。指示・監視なんかはAIでもできるかもですが、肝心の作業は人間にしかできないものになります。

間違いなく「電気工事士である本人」に価値があるため、AI技術が普及したとて仕事を奪われることはありません。逆に、AIを使って仕事を更に効率的にすることができるようになるといった感じですね。

  資格取得後はひたすら経験を積むだけ

資格取得後はひたすら経験を積むだけ

資格を取得したら、後は経験を積みまくりましょう。

第二種電気工事士の資格で食べていくことは可能ですが、現場での経験が有利・不利を左右するというのも事実です。

同じ資格取得者でも未経験と経験ありとでは差が出てしまいます。

電気の業界では”資格+経験”がすべてです。資格の勉強では学べない現場での知識というのも多く存在します。

  • 工事士A:資格を取得しているが未経験
  • 工事士B:資格を取得している+経験あり

あなたが人事ならどちらの工事士を採用するかは明らかですよね?

幸いにも”未経験者OK”の求人というのは多く存在しているため、未経験者でも採用してくれる企業は多くあります。まだ間に合うタイミングです。

ただ、将来の安定と安心を考えるのであれば、できるだけ多くの現場を経験して第一種電気工事士の資格まで取得してください。

電気工事士としてレベルアップをある程度すれば、安定して食べていくことはそう難しくはないですよ。

  さいごに

さいごに1つだけ。
資格を取得する際には「必ず目標を1つ決めて挑戦する」ようにしてください。

目標設定は何でもOKです。

  • 手に職を付けたい
  • 就職に有利にしたい
  • 転職したい
  • 資格を1つでも取得したい

こういった感じでざっくりした内容で大丈夫です。
とにかく「何故この資格を取得したいか」という理由を明確にしてくださいね。

でなければ、モチベーションが維持できません。

勉強期間にどれだけ短くても2か月は必要になります。目標がないとほぼ100%勉強を辞めるタイミングが来てしまします。

第二種電気工事士の52%の合格者になるためにも、1つだけ自分の柱になるものを決めて挑戦していただけると幸いです。

あとは、勉強法の王道に沿って勉強していきましょう。

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ABOUT ME
ワタル
電気科新卒→大手電力グループ会社に就職→2019年1月退職→ブログ立ち上げ→Webライターとしても活動中。【保有資格】第二種・第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙6 他…
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