第二種電気工事士試験の筆記試験まであと3ヶ月を切りました。
よく耳にしますが、筆記試験に合格するために「参考書と過去問を2周すれば合格できる」というのは、果たして本当なのでしょうか?
本当です!
というのも、合格できるというのはちょっと誤解を生んでしまう言い方です。
正確には、合格できるだけの力が十分に身につくというのが正解です。
毎年、筆記試験の合格者は6割近く存在しており半数以上の方が合格しています。それだけ、合格しやすい試験と言うことです。
しかし、間違った勉強法で勉強してしまうと合格はできません。
付け加えて、「これが正しいやり方だよ?」って言うのも私の価値観を押しつけてしまう感じがして好きではありません。
じゃあこんな記事書くなよ!って話なんですけどね。
そこで考えたのが、正しい勉強法ではなく間違った勉強法に注目する方法です。
6割の人がどうやって合格したかではなく、4割の人がなぜ不合格になったか。
そっち側の勉強法にスポットを当てて、私個人の考えをまとめたいと思います。
1.筆記試験の誤った勉強法とは?
皆さんは、ラッコ君のような勉強法でやっていませんか?
ラッコ君がやっているやり方では、はっきり言って超非効率です。他にも、
- 参考書と同じ内容をノートにメモしている
- 過去問題を解いているのではなく書いている
- 参考書を1周した後に過去問題を1周している
これら3つのうち、1つでも当てはまる方は要注意です。
【1】参考書と同じ内容をメモしている
大切なことをノートに書く。これ自体は何も間違っていません。
ノートに書いた方が覚えやすい。これも人によってはそうです。何も間違っていません。
じゃあ、何が違うのか?
参考書に書いていることをそのままノートに書いていませんか?
もし、そうであるならあなたがやっていることは勉強ではありません。模写です。
ノートには、参考書に書いてあることの要点を整理してその内容を自分の言葉で書かなければ何の意味もありません。
厳しい言葉になりますが、それで「〇時間勉強した~」となってもその時間は試験の合格に役に立てるかと言われればそうではないでしょう。
そして、もう1つ伺います。
書いたノート、見返してますか?
参考書の内容をノートにまとめる。その後、1度でも見返しているでしょうか。
「そろそろ、問題解いてもいけるはず!」となって問題を解くことに集中してませんか?
問題を解くこと自体は悪いことではないですが、もし、ノートに書いたことを見返すつもりがないのであれば、ノートではなく、参考書に直接書き込んだ方が効率は数倍上がりますよ?
【2】過去問題を解いているのではなく書いている
問題は解くものじゃないの?
その通りです。問題は解くために存在しています。
しかし、常識なようで意外と勘違いしている人も中にはいます。
間違えた問題をしっかりと解き直していますか?
解答に書いていることをそのままノートに書いてはいませんか?
解答に書いていることをノートに書いて次の問題に移るのを続けていては、本当の意味で理解できたとはいえません。
1問1問、しっかりと理解をしていくことが合格への1番の近道です。
【3】参考書を1周した後に過去問題を1周している
皆さんは、どのタイミングで過去問題を解いていますか?
過去問題には主に2つの役割があります。
- 自分の実力を試す
- 参考書でインプットした内容を過去問でアウトプットする
この2つです。参考書を1周した後に過去問題を解くことは決しておすすめしません。
参考書のはじめの方の内容を忘れてしまっているからです。
1分野ごとにインプットした内容を過去問題でアウトプットする。
そうしていくことで知識を定着させていきましょう!
3.さいごに
筆記試験は合格率が高めですが、勉強せずに合格はできません。
毎日30分の勉強だけでも良いので継続しましょう!
こつこつの積み重ねこそが合格する上で1番重要です!