電気工事士を取得するためには試験を受験しなければいけません。
本記事では、こういった疑問を解決します。
結論からお話しすると、第二種電気工事士の合格率は約50%、第一種電気工事士の合格率は約36%です。どちらも低くありませんが、最初に受験するのであれば第二種電気工事士から始めましょう。
上記を深掘りして解説します。
電気工事士の受験を検討している方は、必見の記事です。
本記事の内容
- 電気工事士の難易度について
- 電気工事士の難易度を細分化すると
上記の2本立てです。
それぞれの試験の難易度について、画像つきで詳しくご紹介します。
さっそく、見ていきましょう。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、電気会社経験済みのブログ歴2年です。
電気の資格を複数取得しており、案件を50件以上受注しています。
1.2つの電気工事士試験の合格率を見比べよう!
では、実際のところ、電気工事士試験の合格率はどのような傾向にあるのでしょうか?
難しいのか?簡単なのか?見ていきましょう!
このグラフは過去10年間の合格率の推移を表したグラフです。
このグラフで見ていただきたいポイントは、3つです。
まず、このグラフでまず見ていただきたい1つ目のポイントは、
第一種電気工事士よりも第二種電気工事士試験の方が合格率が高いという点です。
第二種電気工事士の最高の合格率が60%近くあるのに対して、
第一種電気工事士の最高の合格率は50%です。50%も十分に凄いのですが、第二種電気工事士はそれよりもさらに高い合格率を誇っています。
次に、2つ目のポイントです。それは、
第二種電気工事士の方が合格率が安定している
という点です。グラフをもう一度見てみて下さい。
第一種電気工事士のグラフは合格率の変動が大きいのに対して、
第二種電気工事士のグラフの変動が少なくありませんか?
合格率50%以上の合格率を一定ラインで維持しているのがわかります。
つまり、第二種電気工事士試験は、
対策をきちんとすれば合格は誰にでも可能な資格ということです。
そして、最後のポイントです。それは、
第一種電気工事士試験も第二種電気工事士試験も合格しやすい資格という点です。
今まで比較してきた点を振り出しに戻すような発言をしてしまい申し訳ありません。
私が皆さんになくしてほしいのは、
第二種電気工事士試験は簡単で、第一種電気工事士試験は難しい
という固定観念です。ここで1つ見ていただきたいものがあります。
こちらのサイトでは国家資格の難易度を偏差値ごとに表記しています。
そして、一種・二種の試験について以下のように記載していました。
左の数字が偏差値そして難易度・資格名などと詳細を記しています。
こちらにもある通り、資格の難易度自体は特別高くないのがわかります。
そしてもう1つ皆さんに見ていただきたいものがあります。
最初に見ていただいたグラフ,そこに比較する資格を1つ付け加えました。
加えたのは、「第三種電気主任技術者試験」通称「電験三種」と呼ばれる資格です。
先ほど見ていただいた資格の偏差値をまとめているサイトでは、電験三種は
という風に記されていました。
この資格は、電気の中では難しい資格です。しかし、ここにもある通り資格全体からみると
普通より少し難しい程度の資格です。
これが私が皆さんに無くしてほしかった固定概念の部分です。
第一種電気工事士は電気の資格の中では、少し難しい方の資格に入るでしょう。
しかし、全体で見ると特別難しい資格じゃなく比較的合格率の高い資格です。
第二種電気工事士の延長線上の資格なので、勢いで両方取得することを強くオススメします。
2.50%合格,50%不合格の理由とは?
第二種電気工事士試験の平均の合格率は51.9%です。
2人に1人は合格しているという計算になります。特にここ10年間では
受験者が増加しながらもその合格率を保っているという状況です。
なぜでしょうか?
なぜ2人のうち、1人だけが合格して、もう1人は落ちるのでしょうか?
そこには決定的な違いがあります。その答えは、間違いなく勉強法です。
皆さんは勉強するときに暗記と理解をされるかと思います。
英単語を暗記する、数式を理解するみたいな感じです。
実は、第二種電気工事士は極論10年間の問題を「暗記」しても「理解」しても合格することはできます。
見ていただきたいのは、その結果に至るまでの過程です。暗記している側の勉強法は、
暗記を第1優先にしているので理解することの優先順位を当然低く置いています。
そうなると、「暗記した箇所以外の問題が出たとき」対応することができません。
合格することはできるかもしれませんが、仕事とか他の資格を受験するときには役に立たないということです。
それだと、やっぱり理解することが一番じゃないか!
そうです。やっぱり理解することが一番なんです!
では、なぜ合格することができないのか?それは、
理解した気でいる暗記状態症候群が発症しているからです。
皆さんはこういった経験ないですか?
2回目以上の試験範囲の解き直しの時に、答えを覚えてしまっているがために計算問題も選択問題の答えが浮かんでくる状態。
これがまさしく、理解した気でいる暗記状態症候群です。
この状態は、理解した気でいるため、それ以上の試験対策を積みません。
そして理解していないので新しい問題が出た時の「対応力」はついていません。
結果、合格することができない。というわけです。
これは、単純に理解不足が原因なので、合格の50%に入りたい方は間違っていることを恥ずかしがらずに1つずつ理解する勉強をコツコツと進めていきましょう!
さいごに
- 第二種電気工事士は合格率が50%
- 第二種電気工事士と第一種電気工事士はセットで取得しよう
- 理解する勉強をコツコツ進めよう
ここまで、Chapter.1~Chapter.5まで電気工事士の概要を中心にお話しさせていただきました。
これからは、電気工事士試験を受験される皆さんのために試験の概要から免状交付までを実現させることができる記事をまとめていきます。
あわせて読み進めて下さい!
次の記事からは、電気工事士試験に合格するためのメソッドを公開していきます。あわせてお読みください!