電工一種-試験の概要

【約40%】第一種電気工事士の難易度と合格率について【取得して損なし】

第一種電気工事士は、第二種電気工事士の上位資格で取得すると技術者としての価値がアップします。

悩む受験者
悩む受験者
第一種電気工事士の難易度と合格率について教えてください。あと、資格を取得するメリットや勉強する際のポイントについても知りたいな。

本記事では、上記の疑問を解決します。

第一種電気工事士は、第二種電気工事士よりも難易度の高い試験です。ただし、決して合格は難しいわけではありません。計画的に効率よく対策することが大切です。

上記を深掘りして解説します。
第一種電気工事士の受験を検討している方は、必見です。

本記事の内容

上記の3本立てです。
第一種電気工事士の難易度と合格率を勉強のポイントつきで詳しくご紹介します。

早速、みていきましょう。

本記事の信頼性

本記事の信頼性

本記事を書いている僕は、第一種電気工事士を含む複数の電気資格を取得済みです。電気資格に関する案件も50件以上受注しています。

第一種電気工事士の難易度と合格率について

第一種電気工事士の難易度と合格率について

結論からお話しすると、第一種電気工事士は実技(技能)試験よりも筆記試験の難易度が高めです。詳しくみていきましょう。

第一種電気工事士の難易度

第一種電気工事士の難易度偏差値は「52」とされています。第二種電気工事士が「44」なので、少し難易度が上昇していることがわかります。

実技試験よりも筆記試験の難易度が高く、試験範囲が広がるため計画的な対策が必要です。出題形式は変わらないので、問題の内容が少し難しくなります。

1位 電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用材料・工具、受電設備
2位 高圧受電設備の結線図
3位 自家用電気工作物の検査方法

出題頻度の高い問題が上記のとおり。ただし、全体的にバランス良く点数を稼げる力が必要なので、内容を絞った勉強はあまりおすすめできません。

勉強時間に余裕がない場合は絞った勉強も1つの手段ですが、基本的には出題範囲の問題を解ける力は身につけてください。

第一種電気工事士の合格率

第一種電気工事士の合格率を解説します。
過去5年間の実施データを参考にして難易度をみていきましょう。

年度 試験区分 受験者数 合格者数 合格率
令和2年度 筆記試験 30,520人 15,876人 52.0%
実技試験 ※追記待ち ※追記待ち ※追記待ち
令和元年度 筆記試験 37,610人 20,350人 54.1%
実技試験 23,816人 15,410人 64.7%
平成30年度 筆記試験 36,048人 14,598人 40.5%
実技試験 19,815人 12,434人 62.8%
平成29年度 筆記試験 38,427人 18,076人 47.0%
実技試験 24,188人 15,368人 63.5%
平成28年度 筆記試験 39,013人 19,627人 50.3%
実技試験 23,677人 14,602人 61.7%

※スクロールすると動きます。

上記が過去5年間における合格率です。

近年の合格率は、筆記試験も50%を超えていますが油断は禁物です。第二種電気工事士よりも試験範囲が広いため、しっかりと対策を練りましょう。

また、実技試験よりも筆記試験の合格率は低い傾向です。そのため、まずは筆記試験の対策から計画的に行いましょう。

第一種電気工事士の概要と試験詳細

難易度と合格率と一緒に詳細と概要を解説します。
第一種電気工事士の根本的な情報を知りたい方向けです。

第一種電気工事士とは?

第一種電気工事士免状の交付を受けている者は(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第3項に規定する電気工事を除く。第4項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であって、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。

上記のとおり、第一種電気工事士は取得することで「自家用電気工作物(最大電力500kW未満)に係る電気工事」に従事できます。

具体的には、工場やマンション、ビルや公共施設など様々な建物における電気設備の設置や配線工事などに従事可能です。

更に電気工事士は無資格者による作業の従事が認められていないので、業務の独占資格です。有資格者の価値は非常に高いと言えるでしょう。

第一種電気工事士の試験詳細

筆記試験
項目 詳細
出題形式 マークシート形式
出題時間 140分
出題数 50問
配点 1問あたり2点
合格基準 60点以上(30問以上の正答)
受験資格 年齢や学歴に関係なく、誰でも受験が可能。
試験科目 1.電気に関する基礎理論
2.配電理論及び配線設計
3.電気応用
4.電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
5.電気工事の施工方法
6.自家用電気工作物の検査方法
7.配線図
8.発電施設、送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
9.一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令
実技試験
項目 詳細
出題形式 出題された配線図を一定時間内に施工する
出題内容 全10問の候補問題より1問出題
試験時間 60分
合格基準 結線の正誤、欠陥の有無
受験資格 筆記試験の合格者もしくは免除者のみ
施工事項 1.電線の接続
2.配線工事
3.電気機器、蓄電池及び配線器具の設置
4.電気機器、蓄電池、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
5.コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
6.接地工事
7.電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
8.自家用電気工作物の検査

※スクロールすると動きます。

第一種電気工事士の資格を取得するメリット

第一種電気工事士の資格を取得するメリット

第一種電気工事士を取得するメリットは、全部で3つあります。

  • 従事できる仕事の範囲が広がる
  • 会社から資格手当が支給される
  • 就職や転職で有利に働く

具体的にみていきましょう。

従事できる仕事の範囲が広がる

従事できる仕事の範囲が広がる

第一種電気工事士は、第二種電気工事士よりも従事できる仕事の範囲が広がります。最大500kW未満の工場ビルの電気工事にも従事できるためです。

  • 第二種電気工事士:一般用電気工作物のみ
  • 第一種電気工事士:一般用電気工作物+自家用電気工作物

ざっくりと上記のとおりです。第一種電気工事士は第二種電気工事士よりも仕事の範囲が広いとだけ覚えておきましょう。

会社から資格手当が支給される

第一種電気工事士を取得すると資格手当を支給する企業がほとんどです。第二種電気工事士よりも支給額は多くなります。

資格手当とは「基本給とは別に貰える手当」です。

  • 第二種電気工事士:月2,000円
    →1年24,000円、40年960,000円
  • 第一種電気工事士:月5,000円
    →1年60,000円、40年2,400,000円

企業によって支給額は異なりますが、ざっくりと上記のとおり。就業時間に関係なく支給されるので給料アップを少しでも狙う方には大きなメリットです。

ただし、企業によっては資格取得時の「お祝い金」のみで終わりの会社もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

就職や転職で有利に働く

第一種電気工事士の資格を有していると、第二種電気工事士よりも就職や転職で有利に働きます。従事できる仕事の範囲が広がるためです。

  • 第二種電気工事士:297件
  • 第一種電気工事士:156件

求人サイトの掲載数が上記のとおり。

第一種電気工事士は、第二種電気工事士の求人に加えた考え方となるので、就ける企業の幅が広いことがわかります。

第二種電気工事士だけでも十分に需要は高いですが、大手企業になると第一種電気工事士の取得者を募集している企業も多く存在しています。

保有資格は目に見える実績なので、多ければ技術者としての価値が高く、企業から評価されやすいのが現実です。

就職や転職を有利に進めるためにも、第一種電気工事士の取得は積極的に狙いましょう。

▷▷電気工事士に強い転職サイト・転職エージェント

第一種電気工事士の勉強方法について

第一種電気工事士の勉強方法について

解説するのがこちら。
第一種電気工事士の勉強方法をそれぞれ確認してください。

  • 実務経験より先に受験して取得しよう
  • 筆記(学科)試験の勉強方法
  • 実技(技能)試験の勉強方法

サクッとみていきましょう。

実務経験より先に受験して取得しよう

第一種電気工事士は、免状が交付されるまでに5年間の実務経験が必要です。しかし、実務経験を先に積む場合は仕事量の関係から勉強する時間の確保が難しくなります。

第一種電気工事士は、第二種電気工事士と同様に受験資格が存在しないので、先に試験に合格しておくのがおすすめです。

第二種電気工事士と同時に受験できますし、時間が確保しやすいうちに勉強しておくことで資格取得に対するモチベーションも維持しやすくなります。

「未経験だし」「第二種もまだなのに」といった感情で受験を諦める必要はありません。積極的に第一種電気工事士の取得を狙ってください。

筆記(学科)試験の勉強方法

筆記(学科)試験の勉強方法で1番大切なのが「テキストや動画教材を用いて問題集を徹底的にやり込むこと」です。

第一種電気工事士でおすすめの参考書

過去10年分の問題を3周以上やり込むと筆記試験に合格する力は身につきます。このとき大切なのが解ける問題だけを解かないこと。

はっきり言いますが、解ける問題はいつ解いても解けます。それ以上に現在解けない問題を解けるようになりましょう。

第一種電気工事士の筆記試験における合格率が低い理由として、試験時間よりも解ける問題が30問に満たないことの方が少なくありません。

苦手な分野だからとスルーするのではなく、向き合って1問でも多く解ける問題を増やしてください。

実技(技能)試験の勉強方法

実技(技能)試験の対策は、第二種電気工事士の時と同様に実技試験用の材料を購入して複線図を攻略後、候補問題を2~3周施工するのがおすすめです。

本サイトでは、候補問題の複線図を無料で公開してますし、YouTubeなどでは実際の施工例を動画投稿している方もいます。

作業時間に余裕を持つことが合格への近道なので、複線図と施工、欠陥の有無などを素早く確認できるようにそれぞれの知識を身に付けてください。

参考にできる記事をいくつか掲載しておきます。

▷▷第一種電気工事士 実技試験の単線図と複線図
▷▷実技試験におすすめの工具と材料セット
▷▷実技試験における欠陥と判断基準

まとめ:第一種電気工事士は将来性がある資格

まとめ:第一種電気工事士は将来性がある資格

第一種電気工事士は、電気設備の需要が増加している現代社会で将来のある資格と言えます。今後は、通信設備の増加に伴って需要も増えることでしょう。

5G技術などが普及すると自然と電気が必要です。また、災害復興時の電線や電気設備・変電所などでは知識を有した技術者の力が求められます。このように第一種電気工事士は社会的需要が高いと言えます。

就職や転職でも求人が多く見つかるので、今後の社会を考えると第一種電気工事士は取得して損のない資格でしょう。

実務経験を有することで更に技術者としての価値が高まります。

明日からではなく、今からが大切。
自分にできることを素早く始めてください。

何から始めたら良いか分からない方は、次の記事が参考になれば幸いです。

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▷▷第一種電気工事士を攻略するための勉強方法
▷▷第一種電気工事士でおすすめの参考書
▷▷実技試験でお勧めの工具セットと試験材料
▷▷第一種電気工事士に強いおすすめの通信講座

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ワタル
ワタル
電気科新卒→大手電力グループ会社に就職→2019年1月退職→ブログ立ち上げ→Webライターとしても活動中。【保有資格】第二種・第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙6 他…
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