電験三種-試験の概要

【経験済】電験三種の科目合格制度は扱えると楽になる【注意点あり】

電験三種には「科目合格制度」があります。
後にも解説しますが「合格した科目は2年間の受験が免除される制度」のことです。

悩む受験者
悩む受験者
電験三種にある科目合格制度とは何かを教えてください。あと、科目合格制度の活用方法や科目合格に切り替えるタイミングについても知りたいな。

本記事では、上記の疑問を解決します。

科目合格制度は扱えると楽になるのは”事実”です。一発合格と科目合格の狙いを切り替えるタイミングは”1か月前”がポイント。ただし、科目合格に甘えると1科目も合格できない可能性があるので注意しましょう。

上記を深掘りして解説します。
電験三種の科目合格について概要から活用まで知りたい方は、必見です。

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本記事の内容

上記の3本立てです。
科目合格制度の基本的な情報から具体的な実用例まで詳しくご紹介します。

早速、みていきましょう。

本記事の信頼性

本記事の信頼性

本記事を書いている僕は、電験三種を科目合格ありで取得しています。電気の資格に関する案件も50件以上受注しています。

電験三種の科目合格制度は扱えると楽になる

電験三種の科目合格制度は扱えると楽になる

電験三種の科目合格制度とは、「合格した科目は2年間の受験が免除される制度」のことです。電気技術者試験センターの解説をみてみましょう。

試験の結果は科目別に合否が決まり、4科目すべてに合格すれば第三種電気主任技術者試験合格となりますが、一部の科目だけ合格した場合には科目合格となって、翌年度及び翌々年度の試験では申請によりその科目の試験が免除されます。

つまり、3年間で4科目の試験に合格すれば第三種電気主任技術者免状の取得資格が得られます。

引用:電気主任技術者試験センター 電気主任技術者試験より

上記のとおり。
受験者にとっては、取り損ねた科目のみに集中できるので嬉しい制度と言えます。

余談ですが、電験三種が6科目だった頃は全科目一発合格での取得のみだったとか。合格率の低さが原因で導入されたように個人的には考えているので、上手く活用して合格に役立てましょう。

再受験にならないための注意は必要

合格した科目は2年間免除されます。
ただし、2年間を過ぎると再受験が必要となるので注意しましょう。

  • 合格と不合格の負のスパイラルに陥る可能性あり
  • 合格した科目の再受験はモチベが上がりにくい
  • 勉強した内容を全然思い出せない
  • 受験料を繰り返し支払っている

デメリットが上記のとおり。
簡単に言えば「モチベ上がらないので再受験までに合格しよう」ということです。

4科目を同時に合格しなくても良いからと安心するのはOKですが、勉強の質を下げていいわけではありません。

「科目合格」→「復活」→「再受験」→「科目合格」といった負のループを回避するためにも電験三種は3年以内の合格を目指しましょう。

機械と法規は優先して取得

法規と科目は1年か2年以内に取得しましょう。
理由は単純で「難易度が高くと出題範囲が広いから」です。

つまり、法規と機械をいかに合格できるかが攻略のカギと言えるでしょう。

機械は出題範囲が1番広く、法規は合格率が1番低いのが特徴です。年度によって難易度のバラつきもあるので、毎年勉強し続けるのは負担が大きくなります。

機械は4機、法規は計算問題を攻略しましょう。
解ける問題を解いて効率よく点数を稼ぐのが科目合格のポイントです。

各科目のポイントは、後にも解説するのであわせて確認してください。

電験三種の一発合格は必ず狙うべき

ここまで読んだ方で「電験三種は一発合格を狙った方が良いの?科目合格狙いにはいつ頃切り替えたほうが良い?」と思われた方もいることでしょう。

結論としては、一発合格は狙いましょう。

当たり前ですが、一発合格を狙わないと一発合格の可能性はゼロです。一発合格を狙って取り損ねた科目を翌年以降取得する意気込みで臨みましょう。

ただし、切り替えるタイミングも重要です。

試験1か月前に2科目以上勉強できていない場合や全科目の過去問で60点以上取れる実力がない方は切り替えましょう。実力に嘘をつくのはNGです。

合格率から考えて科目合格で取得することは恥ずかしいことではありません。4科目合格できれば勝ちなので取得を最優先で考えてください。

電験三種の科目合格制度を活用した例

電験三種の科目合格制度を活用した例

科目合格制度は「合格した科目は2年間受験が免除される制度」ですが、逆に言えば「電験三種は3年以内で4科目合格できれば取得」ということです。

具体的な活用例を参考にみていきましょう。

3年以内で合格した場合

3年以内で合格した場合

3年以内で合格した場合が上記のとおり。
上記のように「3年以内で4科目取得すれば合格」となります。

2年目は理論と法規が、3年目は電力が免除されていることがわかります。

一発合格ができなかった場合は、科目合格制度を利用した3年以内の合格にシフトチェンジして臨むと気分が少しだけ楽になります。

3年間を超えて合格した場合

3年間を超えて合格した場合

4年間で合格した場合が上記のとおり。
電力が4年目に復活していることが表を見るとわかります。

このように再受験して60点以上を獲得して合格する必要があるので、免除期間である2年以内で合格しましょう。

科目免除期間を過ぎて再受験すると負のループや受験料の支払いが原因でモチベが低下します。勉強の内容も覚えていないので注意です。

管理人の科目合格の活用例

僕自身、電験三種は3度受験しています。
つまり、科目合格制度に助けられた人間の一人です。

  • 1年目:0科目
  • 2年目:3科目(理論・機械・法規)
  • 3年目:1科目(電力)

結果として3年で取得しました。
格好良く一発合格といきたかったですが、甘くはなかったですね。

  • 2科目×2科目
  • 1科目×3科目
  • 1科目×1科目×2科目
  • 1科目×0科目×3科目

僕の周りで受験している人の取得例です。
一発合格している人もいましたが、多くの人が科目合格制度に助けられています。

どんな状況でも電験三種に合格できる可能性はゼロではないので、諦めず自分に必要な対策を継続していきましょう。

電験三種における各科目の勉強法

電験三種における各科目の勉強法

電験三種に登場する4科目の特徴を解説します。
対策の判断材料に役立ててください。

理論:基礎の徹底と土台の知識を身につける

試験内容 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測に関するもの
試験時間 90分
合格率 11%~16%

理論は、全科目の土台となる分野が多く出題されるので、基礎を徹底して身につけることが大切です。

直流回路や電磁力、ブリッジ回路やフレミングの法則などオームの法則を中心に多くの問題が出題されます。

これらの内容は電力や機械、法規の問題でも必要とする分野なので、問題集を用いて研さん問題を効率的に対策しましょう。

より具体的な対策は、次の記事を参考にしてください。

▷▷理論の実践的な勉強方法

電力:送配電→発電→変電の順番で勉強する

試験内容 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む)の設計及び運用並びに電気材料に関するもの
試験時間 90分
合格率 9%~15%

電力は出題範囲が広いので、出題される分野の違いを簡単に把握して勉強する順番を決めておくのがおすすめです。

効率的なのは送配電からの勉強。
理由は単純で出題数が1番多いので点数が稼ぎやすいためです。

発電分野も参考書の最初に掲載されており、出題範囲が広いですが、出題数が多いわけではないので勉強にかかる時間のわりに点数を稼げません。

送配電→発電→変電の順番で勉強することで効率よく対策できます。計算問題と文章問題の両方を柔軟に攻略しましょう。

より具体的な対策は、次の記事を参考にしてください。

▷▷電力の実践的な勉強方法

機械:得意な分野を見つけて伸ばす

試験内容 電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理に関するもの
試験時間 90分
合格率 10%~17%

機械では、電気を作る機械や電気を扱う機器について出題されます。電験三種の中でも圧倒的に出題範囲が広いのが特徴です。

その中でも「直流機」「変圧器」「誘導機」「同期機」の4機に関する問題は配点の70%程度を占めているので攻略は必要不可欠です。

ポイントは、得意分野を伸ばすこと。
4機を含めて得意分野を伸ばし苦手分野は最低限克服することが大切です。

確実に点数を稼げる分野で点数を稼ぎ、苦手分野は正解すれば儲けものくらいの精神で臨むと余裕を持って試験に臨めます。

勉強内容をイメージしながら攻略しましょう。
より具体的な対策は、次の記事を参考にしてください。

▷▷機械の実践的な勉強方法

法規:計算問題の攻略が合格のカギ

試験内容 電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理に関するもの
試験時間 65分
合格率 9%~14%

法規では、電気事業法などを含めた電気関係法規・電気設備の設置基準・電気設備管理の問題が出題されます。

これらの問題が出題されますが、暗記分野を先に始めてしまうと後に忘れる可能性があるので、まずは計算問題から攻略を進めましょう。

計算問題は、約4割出題されます。
出題パターンも少ないので、安定して点数を稼ぐことが可能です。

理論・電力・機械の知識が必要となりますが、問題の難易度としても高すぎるわけではないので、対策も難しくありません。

暗記と並行して計算問題もじっくり攻略しましょう。
より具体的な対策は、次の記事を参考にしてください。

▷▷法規の実践的な勉強方法

まとめ:科目合格制度は受験者のサポート

まとめ:科目合格制度は受験者のサポート

受験者にとって科目合格制度は心強い味方です。しかし、科目合格制度はあくまでもサポートなので受験者自身の勉強効率を下げて良い理由にはなりません。

各科目を勉強する順番が選べるだけで、科目ごとに勉強する内容は変わりません。効率の良い勉強方法で対策するのは必要です。

科目合格の安心感から「いざとなれば切り替えれば良いしこのぐらいで。」と効率を下げがちですが、これはNGです。これは勉強しなくていい理由を探しているだけなので合格の可能性が下がります。

上記のとおり。
厳しい言い方をしますが、勉強内容が難しくても継続するしかありません。

「日中時間がない方」は、通信講座や参考書の購入を検討しましょう。評価が高いものであれば1年で4科目の取得も狙えます。

科目合格制度を上手く味方につけて自分にあった効率のよい勉強方法で電験三種を攻略していきましょう。

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▷▷電験三種におすすめの参考書
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ABOUT ME
ワタル
ワタル
電気科新卒→大手電力グループ会社に就職→2019年1月退職→ブログ立ち上げ→Webライターとしても活動中。【保有資格】第二種・第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙6 他…
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