電験三種の理論は、全ての科目の基礎となる分野です。
本記事では、上記の疑問を解決します。
理論は、全ての基礎となる科目で問題集を繰り返し解いて実力をつけることが最も大切です。そのために、問題集や参考書を購入しましょう。独学で詰まる社会人の方は通信講座の受講もおすすめです。
上記を深掘りして解説します。
理論の問題を解く際のコツや出題傾向について知りたい方には、必見の記事です。
本記事の内容
上記の3本立てです。
理論の勉強方法を中心に出題傾向やポイントを詳しくご紹介します。
さっそく、見ていきましょう。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、電験三種を中心に電気の資格を複数取得済みです。電気に関する案件も50件以上受注しているため、経験を活かして執筆します。
理論に合格するための実践的な勉強方法
勉強法がこちら。
結論としては、全て大切です。
- 参考書で学習しすぎない
- 問題集を反復し誤答は徹底確認
- 試験時間で解く際は解ける問題から
サクッと見ていきましょう。
参考書で学習しすぎない
参考書を何周もする必要はありません。
理由は明確で「アウトプットできないので知識が定着しないから」です。
よくある話で「公式は暗記するな。理解しろ。」といった意見がありますが、僕はそうは思いません。全て公式を暗記してから解くのも反対です。
要は公式をまず使ってみる
解説を見てでも問題を解いてみる。
これをすると不明点が浮き彫りになるので、そこを重点的に理解しましょう。
とりあえず問題に触れてください。
インプット2割・アウトプット8割を繰り返しましょう。
問題集を反復し誤答は徹底確認
問題集を反復する際のコツです。
誤答は何となくでやり過ごさず、徹底して確認しましょう。
問題集で解ける問題は、本番でも解けます。
大事なのは「正解した問題よりも不正解の問題」です。
このときのポイントは「問題に対して疑問を持つ」こと。解答を模写するのではなく、原因と理由を解説できるほどに見直しすることで応用力は格段に鍛えられます。
過去問や問題集は何周もすると解答の記号だけ覚えてくるので、こういった反復練習の中で誤答を徹底して確認することが本当に大切です。
試験時間で解く際は解ける問題から
ある程度、勉強を進めると「実際の試験時間の中で理論の問題を解きたい」といった方はいるはずです。
そのときのポイントが「解ける問題から解く」こと。
もっと簡潔に言います。
問1から解かない
これは全科目に共通するポイントです。
いきなりわからない問題に悩むと試験時間が間に合わなくなります。実際の本番では緊張もプラスされるので頭の中が真っ白になることも珍しくありません。
結果として、自分の実力を発揮できず不合格にもつながるため、まずは問題全体を確認し、解ける問題から解き進めるようにしましょう。
補足:休憩も大切です
結論としては、メリハリが大切。
集中できていないのに勉強し続けるのはNGです。
- 問題が解けなくてイライラ
- モチベーションが下がる
勉強し始めの頃は、こういった感情が邪魔をしてきます。勉強をすることも大切ですが、定期的に休憩することも同じくらい大切です。
休憩中は勉強のことを忘れて思い切りリフレッシュしましょう。
ただし、サボり続けるのはNGですよ。
理論の出題傾向と合格率について
電験三種の理論は、次の範囲から問題が出題されます。
- 電気理論
- 電子理論
- 電気計測
- 電子計測
「〇〇理論」系統の問題は、計算問題の出題が多く、「〇〇計測」系統の問題は、文章問題が多くなります。結論は、計算問題8割・文章問題2割です。
合格率と出題傾向についてみていきましょう。
理論の合格率
実施年度 | 科目合格率 | 全体の合格率 |
---|---|---|
令和元年度 | 13.7% | 9.3% |
平成30年度 | 11.6% | 9.1% |
平成29年度 | 15.5% | 8.1% |
平成28年度 | 14.6% | 8.5% |
平成27年度 | 14.4% | 7.7% |
平成26年度 | 13.4% | 8.4% |
平成25年度 | 14.3% | 8.7% |
平成24年度 | 18.4% | 5.9% |
平成23年度 | 11.9% | 5.5% |
平成22年度 | 19.6% | 7.2% |
上記が理論における過去10年間の合格率です。
表を見てわかるとおり、合格率15%前後と低いことがわかります。
ただし、電験三種の中では合格率の高い方に位置する科目なので、理論の計算問題を攻略して他の科目で活かせる基礎を鍛えましょう。
理論の出題傾向
- 電気理論
直流回路:14%
交流回路:17%
三相交流:6%
全体:37% - 電磁気
静電気:17%
磁気回路:13%
全体:30% - 電子計測
電子計測:24%
全体:24% - 電気計測
電気計測:9%
全体:9%
上記の割合で出題されます。
電気理論から勉強し始めると1番効率が良いことがわかります。
出題率の高い問題については、深く対策してください。
- 静電気:平行平板コンデンサ
→過去8年間出題。1回で2問出題されることも - 電気回路:基礎的回路計算
→毎年1~3問出題。合成抵抗はチェック。 - 電気回路:過度現象
→毎年1問出題。95%A問題で出題。 - 交流回路:ベクトル図と複素数計算
→過去9年間出題。1回で2問出題。 - 三相交流回路:三相交流回路の計算
→毎年出題。95%B問題で出題。 - 電子計測:半導体・半導体素子
→過去8年間出題。8年間はA問題にて出題。
理論でおすすめの参考書と問題集
結論は、次の3冊です。
どれも評判かつ人気が高いのが特徴です。
- 完全マスター 理論|電験三種受験テキスト ※徹底した解説と重要ポイントを掲載。深い部分まで勉強したい方向け。
- 電験三種 合格一直線 理論|電子書籍対応 ※基礎を底上げできる解説と情報量。要点をまとめられた1冊で勉強したい方向け。
- 電験三種 過去問題集|10年間の全問題・解答と解説 ※豊富な問題量と詳しい解説が特徴。科目ごとに取り外せる分冊も便利。
1つだけ注意点ですが、ここにあるのは「理論を徹底して勉強したい方向き」の参考書です。初心者の方には少しわかりにくい場合もあります。
完全マスター 理論
(2024/11/10 02:11:32時点 楽天市場調べ-詳細)
※通販サイトのボタンをクリックすると商品詳細のページが開きます。
- 参考書の中で1番の情報量
- イラストが用いられた解説
- 合格に必要な力が身につく1冊
- 文章が少し多い
- 初心者の方には解説が少し難しい
- 問題を解ける力を身につけたい方
- 文字通り「完全マスター」したい方
- 徹底して理論を勉強したい方
電験三種 合格一直線 理論
※通販サイトのボタンをクリックすると商品詳細のページが開きます。
- 演習問題の解説がわかりやすい
- 文章が細かく解説されている
- 合格に十分すぎる情報量
- 演習問題のレベルが優しすぎる
- イラストが少なめ
- 細かい部分まで説明された参考書で勉強したい方
- 演習問題の解説を見て応用力をつけたい方
- 理論の合格を集中して狙いたい方
電験三種 過去問題集
※通販サイトのボタンをクリックすると商品詳細のページが開きます。
- 1問ずつに詳しい解答と解説
- 見開き構成で問題を解きやすい
- 専用シートで解答が視界に入らない
- 参考書自体が少し分厚い
→しっかり開くので気にしなくてOK
- 1問ずつに詳しく解説が欲しい方
- 問題を解く際に解答を目に映したくない方
- 問題集の使用にストレスを感じたくない方
独学が不安な方は通信講座もおすすめ
電験三種は、独学で合格を狙うことは可能です。しかし、自分でモチベーションを維持し、問題解決を全て行うため、非常に難しいとも言えます。
「仕事が忙しくて、日中時間が取れない」「内容が難しくて解説を読んでも理解できない」といった理由で諦める方は少なくありません。
そこでおすすめなのが通信講座です。
電験三種の通信講座は、動画講義で勉強できるため、効率が格段にアップします。
おすすめの通信講座2選
通信講座 | SAT | 翔泳社アカデミー |
---|---|---|
価格 | Eラーニング 29,800円(税抜) DVD講座 34,800円(税抜) Eラーニング・DVD 39,800円(税抜) |
Eラーニング 47,000円(税抜) DVD講座 47,000円(税抜) Eラーニング・DVD 52,000円(税抜) |
特徴 |
|
|
おすすめ度 | ||
無料資料請求 | 無料資料請求はこちらをクリック | 無料資料請求はこちらをクリック |
講座の購入 | 講座の受講はこちらをクリック | 講座の受講はこちらをクリック |
※理論科目のみの価格です。
※スクロールすると詳細が左右に動きます。
※リンクをクリックすると各通信講座の詳細に移動します。
上記であれば失敗することなく受講できます。
科目別に受講もできるため、まずは無料でできる資料請求から始めましょう。
おすすめの関連記事
▷▷電力の勉強方法
▷▷機械の勉強方法
▷▷法規の勉強方法
▷▷電験三種を攻略するための勉強方法
▷▷電験三種でおすすめの通信講座
▷▷SATでの無料資料請求と受講方法