電験三種-勉強法

【電験三種】理論の効率的な勉強法と出題傾向、出題例について

Chapter.6 理論の傾向と対策

電験三種の理論の合格率は、4科目の中でも高い部類にあります。

「電験三種で1番最初に勉強する科目は何ですか?」

この質問の答えは間違いなく「理論」です。
理由は単純で「すべての科目での計算の基礎となる科目だから」です。

理論を追究しないと合格することができません。
電力や機械よりもまずは理論を勉強しましょう。

今回は「理論の合格率を上げる勉強法」を紹介していきます。

本記事の内容
  • 前半:理論の出題傾向と特徴
  • 後半:理論の勉強方法

ざっくりとこんな感じです。
3分~5分程度で確認できるので、さっそく見ていきましょう。

  理論の出題例と特徴について

理論の出題例と特徴について

電験三種の理論は、次の範囲の中から問題が出題されます。

  • 電気理論
  • 電子理論
  • 電気計測
  • 電子計測

「〇〇理論」系統の問題は、計算問題の出題が多く、「〇〇計測」系統の問題は、文章問題が多い傾向にあります。

それでは、実際に出題された過去問題を見てみましょう。

  過去に出題された理論の問題

電気技術者試験センターにて掲載されている平成28年度(2016年度)の問題を引用しています。

   電気理論

電気理論

   電子理論

電子理論

   電気計測

電気計測1 電気計測2

   電子計測

電子計測

  過去問題から分かる理論の特徴

理論は計算問題が多いということです。具体的には「計算問題:文章問題=8:2」の比率で出題されます。これが毎年です。

つまり、理論は計算問題をいかに攻略するかが合格するうえで重要になってきます。

  理論の出題傾向について

理論の出題傾向について

理論の出題範囲は次のとおりです。

  1. 電気理論
  2. 電子理論
  3. 電気計測
  4. 電子計測

この4項目を更に細かく見ていきましょう。

  理論 各問題の出題率と傾向

各項目の10年間の出題傾向をまとめると次のようになりました。

理論 出題傾向のグラフ (2)
理論 主題傾向の円グラフ

  出題傾向から分かる理論の特徴

グラフから各項目の出題率をみてみます。

  • 電気理論
    ⇒直流回路:14%、交流回路:17%、三相交流6%
  • 電磁気
    ⇒静電気:17%、磁気回路:13%
  • 電子計測
    ⇒電子計測:24%
  • 電気計測
    ⇒電気計測:9%

上記の割合で出題されます。
ちなみに、出題数が多い分野から勉強し始めると比較的点数を稼ぎやすいです。

全体的な割合としては次のようになっています。

  1. 電気理論:37%
  2. 電磁気:30%
  3. 電子計測:24%
  4. 電気計測:9%

これにより、一目瞭然です。
電気理論から勉強をし始めると1番効率が良いことが分かります。

また、電気理論の考え方は他の科目にも必要となるので必ずマスターしてください。

   出題率の多い問題は要チェック

問題の中には「ほぼ毎年出題されている問題」があります。

出題率の高い問題については要チェックです。
各項目ごとに出題率の高い問題をまとめたので見ていきましょう。

チェックポイント! ”理論編”
  • 静電気:平行平板コンデンサ
    ⇒過去8年間出題。 1回で2問出題されることも
  • 電気回路:基礎的回路計算
    ⇒毎年1~3問出題。 合成抵抗は要チェック
  • 電気回路:過度現象
    ⇒毎年1問出題。 95%A問題で出題
  • 交流回路:ベクトル図と複素数計算
    ⇒過去9年間出題。 1回で2問出題
  • 三相交流回路:三相交流回路の計算
    ⇒毎年出題。 95%B問題で出題
  • 電子計測:半導体・半導体素子
    ⇒過去8年間出題。8年間はすべてA問題にて出題

  理論の効率的な勉強方法【ポイント3つ】

理論の効率的な勉強方法【ポイント3つ】

「理論」の効率的な勉強法についてです。

結論からお話しすると、ポイントは3つあります。

  • 公式をとにかく使ってみる
  • 現象を理解する
  • 点と点を線にする

サクッとみていきましょう。

  公式をとにかく使ってみる

「公式は暗記するな。理解しろ。」

こういった言葉をよく耳にしますが、そうは思いません。

管理人も「暗記⇒理解」といった段階を踏んでいます。4科目受験するのに1つ1つ理解していたのでは到底間に合わなかったからです。

理解よりもまず「公式を使ってみる」ことの方が大切です。
何でもOKです。まずは、覚えた公式をそのまま問題に使ってみてください。

解説を見ても大丈夫です。
とりあえず問題に触れてみてください。

ただ、1つだけ約束していただきたいことがあります。

「問題に対して疑問を持ちながら解いてください」

どんな悩みでも構いません。

  • ここの計算はどうやってるの?
  • この公式見たことあるけど何だっけ?
  • ○○の法則?定理?何それ?

こんな感じでとにかく疑問を抱いてください。
公式を理解するのは、それからでも十分に間に合います。

参考書は「インプット2割・アウトプット8割」くらいが目安です。

  現象を理解する

「過去問を解いても解いたことのある問題だから自信が沸かない」

こういった、点数が伸び悩んでいる人は「理解すること」に力を注ぎましょう。

ただ、理解するといっても試験範囲が広すぎて何から始めて良いかが分からないはずです。そこで登場するのが「問題を解いた時の疑問点」です。

  • 解説に書いてる〇〇の定理って何?
  • この計算の解き方が分からない
  • 最初の式が組み立てられない

問題を触るとこういった疑問には遭遇します。
このように浮かび上がった疑問が、少なからず今の皆さんに足りていない知識になります。

その知識を補うために登場する原理や現象、これを理解しましょう。

「どこが分からないかが分からない」

この状態になっている人は疑問を持つことから始めてみてください。

  点と点を線にする

最初の2つを反復して行う勉強です。

「疑問を見つける」⇒「理解して解決する」

これを繰り返していると、ふとしたタイミングで自分の中にある知識と知識が結びつく瞬間があると思います。

  • この公式はここでも使えるんだ
  • この解き方でもいけるんじゃないか?
  • あれ?じゃあこれはどうなの?

こういった感情が、自分の引き出しを増やしていきます。

参考書はインプット専用です。
インプットした情報はアウトプットしないと、点が増えるだけで線になりません。

「最初は公式をとにかく使ってみよう」というのはこのためです。

少ない点からスタートしてもOKです。
「過去問を解く」「ノートに自分で書き出してみる」など、アウトプットの回数を少しでも多くしてくださいね。

  さいごに

攻略ポイント ”理論編”
  1. 理論はとにかく計算問題が多い
  2. 電子計測・静電気・交流回路は要チェック
  3. 電気理論が凄く大事
  4. 出題率の高い問題を狙い打ち
  5. とりあえず問題に触ってみる
  6. 疑問を解決=現象の理解
  7. とにかく知識の幅を増やす

理論は、計算問題が多いです。
そのため、解答の解き方に縛られず、色々な解き方をマスターしましょう。

  • 問題が解けなさ過ぎてイライラする
  • モチベーションが上がらない

最初のうちはこういった感情が邪魔をしてくると思います。
勉強を張り詰めるのも大切ですが、定期的に休憩をするのも同じくらい大切です。

休憩は勉強のことを忘れて思いっきりリフレッシュしてください。

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鏡花
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『10年後も残る電気の仕事』をテーマに情報を発信中!|保有資格:電工一種・二種、電験三種、エネルギー管理士(電気)etc...
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