電験三種の試験当日は凄く緊張します。
そのため、試験会場での過ごし方が大切です。
本記事では、上記の疑問を解決します。
先に謝罪しておくと本記事で紹介する内容に確証はありません。ただ、合格したい気持ちが強ければ強いほどこの記事を読む価値があります。理由は単純で「電験三種を含む電気の資格を複数取得している僕自身がどの試験でも意識していることだから」です。
上記を深掘りして解説します。
実際の試験でのプレッシャーは「受験者の実力を奪う」ので本記事は必見です。
- 過去問で余裕のあった人物が不合格
- 過去問で基準点ギリギリの人が合格
実際の試験ではこういったことが起こります。
試験当日の試験会場での過ごし方で少しでもお役に立てれば幸いです。
本記事の内容
上記の3本立てです。
電験三種の試験当日の過ごし方を経験談つきで徹底的にご紹介します。
少しの間、お付き合いください。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、電験三種を含む電気の資格を複数取得済みです。電気資格に関する案件も50件以上受注しており、経験した内容を基に本記事を執筆します。
【電験三種】試験当日の試験会場での過ごし方
おさえるポイントは2つ。
- 試験会場に着くまでの過ごし方
- 試験が始まるまでの過ごし方
どちらも重要です。
より具体的に見ていきましょう。
試験会場に着くまでの過ごし方
次の2つが守るべきポイント。
- 準備は出発の30分以上前
- 入室時間の30分以上前に到着
結論は、受験票と電卓を忘れず時間に余裕を持って行動しましょう。
準備は出発の30分以上前
当日の準備は出発の30分以上前に終わらせましょう。
出発直前に用意すると、どこかに置いたのは分かるけど見つからない荷物が出た際にバタバタする可能性があります。
置いた場所を忘れやすい人は、準備=当日に持ち運ぶ物(リュックなど)に入れておくのが確実です。「ここに置いたはずなのに何でないの?」とバタバタすることが多い方は要注意ですね。
上記のとおり。
当日の準備物については、次をご覧ください。
- 受験票
- HBの鉛筆orシャーペン
- 鉛筆削りorシャーペンの芯
- 消しゴム
- 透明・半透明の30cm以下の定規
- 腕時計
⇒電卓・通信・アラーム機能は× - 電卓※1
⇒関数機能× - 眼鏡orルーペ
⇒必要な人のみ
※1:電験三種で使用できる電卓は関数機能のないものに限られています。
使用可能 | 使用不可能 |
---|---|
√機能は必須。 | 関数電卓は使用不可。 |
特に、筆記用具と受験票、電卓は要チェックです。
試験当日は、忘れた人がコンビニなどで購入するので、すぐに入手できません。必ず忘れ物をしないようにしましょう。
入室時間の30分以上前に到着
試験当日には入室時間が設けられています。
2020年度は、理論が9時15分から開始されます。
入室時間が8時55分なので、余裕を持って8時25分前には到着しておきましょう。
- 駐車場の確認
- 電車の時刻確認
試験当日は交通機関が混むので上記の確認は必須です。
電車で試験会場に向かう方は買えりの切符も一緒に買っておくと効率的です。
遅刻厳禁で当日は過ごしましょう。
試験が始まるまでの過ごし方
試験が始まるまでのポイントは3つ。
- お手洗いは確実に済ませる
- 参考書は不安なポイントだけ確認
- 周りの人間の真似をしない
特に「参考書の使い方」は要チェックです。
お手洗いは確実に済ませる
- 理論・電力・機械:90分
- 法規:65分
電験三種の試験時間は長めです。解いている間は短く感じますが、試験時の注意解説もあわせると2時間近くは退室できません。
そのため、お手洗いは確実に済ませましょう。
試験会場に着いたら席を確認して、とりあえずお手洗いがベストです。試験中は退室すると戻れなくなるので注意してください。
参考書は不安なポイントだけ確認
会場で参考書を見る際のポイントとしては「出題されるか分からない問題だけを確認する」ことです。
この内容を確認しましょう。また、試験当日はどの問題も解けなそうに感じるので、前日までに見直すポイントをまとめておくのがおすすめです。
前日までの自分は合格に努力してきたはずなのでその判断を信じましょう。解ける問題はいつ解いても解けるので自信を持って試験に臨んでください。
周りの人間の真似をしない
- 参考書と向き合う人
- ノートで復習する人
- 瞑想している人
- 熟睡している人
試験会場では色々な人がいます。
驚くかもですが、僕自身が実際に目にした人たちです。
とりあえず、熟睡だけはNG。
周りの人がしているから自分もしなければいけない理由はありません。
自分が合格に1番大切だと思うことをやりましょう。堂々としていれば、自然と「真似される側」になっているので、自信を持った行動が大切です。
【絶対ダメ】休憩時間にやってはいけない行動リスト
絶対ダメな行動が2つ。
- 受験した科目の振り返り
- 解答速報の検索
合格に何も繋がらないのでやめておきましょう。
受験した科目の振り返り
- 「あの問題どうだったかなぁ」
- 「60点届いてないかもしれない」
各科目終了後はこうなりがちです。少しの間であれば考えても大丈夫。ただし、3分以上悩むのは辞めておきましょう。
参考書を見て確認したくなる気持ちや友人・智真と解答を確認しあって不安を紛らわしたい気持ちも分かります。
ただ、1度終えた試験の解答は変えられません。
終わった科目は合格を信じて次の科目へ気持ちを切り替えてください。
- 疲れた脳の休息
- 次の科目の不安なポイントを確認
これらの行動が重要です。
次の科目で必要な60点のうちの5点を獲得するための行動をしましょう。
解答速報の検索
試験当日、5ch(旧2ch)にて解答の掲示板が立てられます。「電験三種 ○○ 解答 速報」などで検索すると出てきますね。
当日は、解答が気になるので検索しがちです。
- 掲示板
- TwitterなどのSNS
気持ちはわかりますが、これらは封印しましょう。前の科目を引きずっていても点数は変わらないので、次の科目で必要なことを行動してください。
【経験談あり】試験当日に実力を120%発揮する戦略
電験三種に特化した戦略がこちら。
- 問題は問1から解かない
- 終了10分前はマークの見直し
- 計算問題は途中式を残す
電気の資格を複数取得している僕が意識していることです。
すぐに真似できるので、是非、意識してください。
問題は問1から解かない
試験開始の合図と同時に問1から解くのはNGです。
理由は単純で「問1が難問だったらそこで詰まる可能性があるから」です。まずは、全体を確認してサクサク解ける問題から回答を開始してくださいね。時間の効率が本当に大切になるので。
上記のとおりです。
ちなみに、本記事で1番伝えたい内容がこの内容です。
試験本番はかなり緊張しています。
そのため、問題を1問解けるまで不安が消えてくれません。
問1を悩んで問2に移って問2も悩んだ場合は時間も失いますし、何より頭が真っ白になる可能性があります。それほどに試験本番の不安と焦りは大きな影響を及ぼします。
1問あたりの目安は10秒~20秒でOK。
- すぐに解けそうなら解答
- 時間が必要なら次の問題へ
こんな感じでサクサク進めましょう。
とりあえず問題を1周してすぐに解ける問題から回答することが緊張がほぐれ、少しだけリラックスした状態で本来の力を発揮できます。
悩む時間が短そうな問題にチェックを入れておくのでもOK。
まずは1問、解ける問題を回答することが試験本番の緊張を退ける大きなポイントです。意識すると時間的な余裕が大きく変わります。
終了10分前はマークの見直し
電験三種は5択のマークシート形式です。そのため、マークシートの記入を間違えるとそれだけで点数が下がります。
近年は、受験番号のマークミスも増加しているので注意しましょう。受験番号は間違えると無条件で不合格です。
最低でも2~3回は見直したいのが本音。
- 受験番号:試験開始時に案内あり
- 解答:問題を解きながら同時記入
- 最終確認:終了10分前
試験本番はこのくらいが理想です。
マークミスは本当に勿体ないので絶対無くしましょう。
計算問題は途中式を残す
- 1回目の解答
- 2回目の見直し
上記の2つは大切です。
どの試験でも共通していますが、電験三種でもかなり大切です。
電験三種では、計算問題を豊富に出題してくる科目が多いため、途中式を残していないと2回目に計算の過程を見直しできません。
計算の途中式を残していないと「1回目と2回目の解答が違う」際に時間を割いて悩み結果として選択を間違える可能性があります。
途中式があると、1回目と2回目で比較できるので判断しやすくなります。結果として、どちらかのミスに気づきやすくなるため、試験本番では時間的にも非常に大切です。
時間を短縮できると他の問題に時間を使えるため、考える時間と見直す時間が長くなり、合格に大きく繋がります。
繰り返しますが、計算の途中式は残しましょう。
まとめ:試験当日は試験に全集中が大切
試験当日のポイントをまとめます。
- 忘れ物は絶対にしない
⇒受験票と電卓は要チェック - 遅刻厳禁。30分前の到着を。
⇒無条件の不合格を防ぐため - お手洗いは確実に済ませる
⇒試験時は退室できないため - 当日は不安なポイントだけ確認
⇒前日にまとめておくと効率的 - 周りの人間の真似をしない
⇒流されない強い精神で臨む - 受験した科目は振り返らない
⇒点数は変わらないため - 解答は検索しない
⇒次の科目の対策をしよう - 問1から回答を始めない
⇒まずは問題全体の確認 - マークミスは絶対にしない
⇒点数が無条件で下がるため - 計算問題の途中式は残す
⇒見直しやすくなるため
試験終了後は、翌日に解答が公式サイトに掲載されるので、自己採点を行って点数の確認をしてください。
「試験日と合格発表日」の記事では、試験当日に自己採点を行う方法と合格発表日について基準点つきで詳しく解説しているのでよろしければご覧ください。
最後にメッセージだけ残します。
1番の理想は電験三種の一発合格ですよね。
しかし、実際に上手くいってない受験者も多いのではないでしょうか?
- 問題を解けない焦り
- 解答に対する不安
- 周囲の人間からの期待と重圧
これらが隣り合わせだからです。
時には、後から受験した人が自分より先に合格するのを目にすることもあるでしょう。
ただ、これらで自分を卑下するのはNGです。比較対象を受験者から世間に変えた際、間違いなくあなたは「電気に凄く詳しい人」になれているので、気にしすぎるのは良くありません。ポジティブにいきましょう。
本記事の内容を意識すれば時間効率は上がります。
焦らず1問1問攻略していきましょう。
最後に1つだけ。
持てる実力の全てを発揮してくださいね。
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