第一種電気工事士

【必見】第一種電気工事士とは?合格するまでのロードマップ【合格者が解説】

第一種電気工事士は、第二種電気工事士の上位資格に位置する国家資格です。そのため、第二種よりも難易度の高い資格ですが、取得することで大きなメリットがあります。

悩む受験者
悩む受験者
第一種電気工事士とは、そもそもどういった資格なのか情報を教えて欲しい。あと、合格するために必要な情報や勉強方法についても知りたいな。おすすめの参考書や通信講座についても教えて。

本記事では、上記の疑問を解決します。第一種電気工事士の概要から合格するまでの流れについて解説した長編の記事です。

本記事の内容

上記の8本立てです。資格攻略の記事なので、リンクをクリックして必要な情報を記載した箇所に移動してください。

各項目を詳しく解説していきます。

本記事の信頼性

本記事の信頼性

本記事を書いている僕は、第一種電気工事士を含む複数の電気資格を取得済みです。電気資格に関する案件も50件以上受注しています。

第一種電気工事士とは?資格のメリット

第一種電気工事士とは?資格のメリット

まず始めに、第一種電気工事士の概要について解説します。

上記3項目をみていきましょう。結論としては、第一種電気工事士は第二種電気工事士よりも従事できる範囲が広くなります。

第一種電気工事士とは?

第一種電気工事士免状の交付を受けている者は(以下「第一種電気工事士」という。)でなければ、自家用電気工作物に係る電気工事(第3項に規定する電気工事を除く。第4項において同じ。)の作業(自家用電気工作物の保安上支障がないと認められる作業であって、経済産業省令で定めるものを除く。)に従事してはならない。

第一種電気工事士とは、工場やビルなどの電気設備における工事や施工の作業を行う際に必要となる「電気工事士」資格の1つです。

第二種電気工事士の上位資格に位置し、扱える業務は「自家用電気工作物で最大電力500kW未満の需要設備(工場やビルなどの電気設備)」「一般用電気工作物(住宅や店舗などの電気設備)」と定められています。

第二種電気工事士の場合は、扱える工事が一般用電気工作物のみに限られているため、第一種電気工事士の業務範囲の広さがわかります。

第一種電気工事士を取得するメリット

第一種電気工事士を取得するメリットは、全部で3つあります。

具体的にみていきましょう。

従事できる仕事の範囲が広がる

従事できる仕事の範囲が広がる

第一種電気工事士は、第二種電気工事士よりも従事できる仕事の範囲が広がります。最大500kW未満の工場ビルの電気工事にも従事できるためです。

  • 第二種電気工事士:一般用電気工作物のみ
  • 第一種電気工事士:一般用電気工作物+自家用電気工作物

ざっくりと上記のとおりです。第一種電気工事士は、第二種電気工事士よりも仕事の範囲が広いとだけ覚えておきましょう。

会社から資格手当が支給される

第一種電気工事士を取得すると資格手当が支給される企業がほとんどです。第二種電気工事士よりも支給額は多くなります。

資格手当とは「基本級とは別に貰える手当」です。

  • 第二種電気工事士:月2,000円
    ⇒1年24,000円、40年960,000円
  • 第一種電気工事士:月5,000円
    ⇒1年60,000円、40年2,400,000円

企業によって支給額は異なりますが、ざっくりと上記のとおり。就業時間に関係なく支給されるので給料アップを少しでも狙う方には大きなメリットです。

ただし、企業によっては資格取得時の「お祝い金」のみで終わりの会社もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。

就職や転職で有利に働く

第一種電気工事士の資格を有していると、第二種電気工事士よりも就職や転職で有利に働きます。従事できる仕事の範囲が広がるためです。

  • 第二種電気工事士:297件
  • 第一種電気工事士:156件

求人サイトの掲載数が上記のとおり。

第一種電気工事士は、第二種電気工事士の求人に加えた考え方となるので、就ける企業の幅が広いことがわかります。

第二種電気工事士だけでも十分に需要は高いですが、大手企業になると第一種電気工事士の取得者を募集している企業も多く存在しています。

保有資格は目に見える実績なので、多ければ技術者としての価値が高まり、企業から評価されやすいのが現実です。

就職や転職を有利に進めるためにも、第一種電気工事士の取得は積極的に狙いましょう。

▷▷電気工事士に強い転職サイト・転職エージェント

第一種電気工事士の試験日と合格発表日

第一種電気工事士の試験日と合格発表日

続いて、第一種電気工事士の試験詳細を解説します。

サクッとみていきましょう。第一種電気工事士は年に1回しか実施されていないため情報は必ず確認してください。

第一種電気工事士の試験日

試験日(筆記) 10月4日(日)
試験時間 140分
試験日(技能) 12月20日(日)
試験時間 60分

※2020年度の実施内容です。

筆記試験と技能試験ともに時間に余裕があります。
ただし、技能試験は時間の使い方がポイントです。

筆記試験においては、時間よりも解けないと終わりなので対策が全てです。技能試験は、落ち着いて大きなミスをしないように施工しましょう。

両方とも一発合格は十分に狙えます。
試験当日の戦略については、次の記事を参考にしてください。

▷▷第一種電気工事士 筆記試験当日の過ごし方
▷▷第一種電気工事士 技能試験当日の過ごし方

第一種電気工事士の合格発表日

筆記試験 令和2年11月13日(金)
技能試験 令和3年1月22日(金)

第一種電気工事士の合格発表日は、各試験から約1ヶ月後です。それまでは「電気技術者試験センター」にて自己採点で過ごしましょう。

合格発表は、合格発表日に合格通知(試験結果通知書)が郵送されます。加えて、インターネットでも合否の確認は可能です。

合格発表時刻は午前9時30分頃です。
受験票の番号と照らし合わせて確認してください。

インターネットで合格発表を確認する方法

1.電気技術者試験センターにアクセス

電気技術者試験センターのトップページ

まずは「合格者一覧の検索」を選択してください。

合格発表日の際にはアクセスが集中するので、通常のトップページが合格発表用の画面に切り替わっています。

合否確認用の項目は常に表示されているため、いつでも確認は可能です。自分のタイミングで合否の確認を行いましょう。

2.試験種別の選択と受験番号の入力

「合格者受験番号検索」画面が表示されます。
試験の種別を選択して受験番号を入力してください。

第二種電気工事士の下期試験も選択肢の中に表示されるので、間違えないように第一種電気工事士を選択してください。

受験票を紛失した場合は合格通知書の郵送でのみ確認できます。
受験票は大切に保管しましょう。

3.受験種別と受験番号を確認

選択・入力した確認画面が表示されます。
自分が受験した内容と間違いないか確認してください。

間違っている場合は「入力画面へ戻る」、正しい場合は「はい」を選択してください。

4.試験結果が表示(合格発表)

確認画面で「はい」をクリック後に表示されます。

受験番号の下に合格発表が表示されます。
合格時は「入力した受験番号は合格者一覧にあります。」と表示されます。

表示された方は、合格です。
表示されていない方は、不合格です。

合格・不合格に関係なく、必要な行動を即実践してくださいね。

第一種電気工事士の試験地と試験会場

区分 筆記試験 技能試験
試験日 10月4日(日) 10月20日(日)
北海道地区 旭川市・北見市・札幌市
釧路市・室蘭市・函館市
旭川市・北見市・札幌市
釧路市・室蘭市・函館市
東北地区 青森県・岩手県・宮城県・秋田県
山形県・福島県・新潟県
青森県・岩手県・宮城県・秋田県
山形県・福島県・新潟県
関東地区 茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県
千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県
千葉県・東京都・神奈川県・山梨県
中部地区 長野県・岐阜県・静岡県
愛知県・三重県
長野県・岐阜県・静岡県
愛知県・三重県
北陸地区 富山県・石川県・福井県 富山県・石川県・福井県
関西地区 滋賀県・京都府・大阪府
兵庫県・奈良県・和歌山県
滋賀県・京都府・大阪府
兵庫県・奈良県・和歌山県
中国地区 鳥取県・島根県・岡山県
広島県・山口県
鳥取県・島根県・岡山県
広島県・山口県
四国地区 徳島県・香川県・愛媛県・高知県 徳島県・香川県・愛媛県・高知県
九州地区 福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県
大分県・宮崎県・鹿児島県
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県
大分県・宮崎県・鹿児島県
沖縄地区 沖縄県 沖縄県

※スクロールすると上下左右に動きます。
※リンクをクリックすると各地区の試験会場を確認できます。

本記事は、昨年度までの試験会場を例に解説するため異なる場合があります。最新情報が掲載されたら追記しますが、受験票が届き次第、必ず確認してください。

第一種電気工事士の難易度と合格率

第一種電気工事士の難易度と合格率

結論からお話しすると、第一種電気工事士に合格するためには2~3ヶ月の対策期間が必要です。筆記試験は最短1ヶ月で合格を狙えます。

サクッとみていきましょう。

第一種電気工事士の難易度

第一種電気工事士の難易度偏差値は「52」とされています。第二種電気工事士が「44」なので、少し難易度が上昇していることがわかります。

実技試験よりも筆記試験の難易度が高く、試験範囲が広がるため計画的な対策が必要です。出題形式は変わらないので、問題の内容が少し難しくなります。

1位 電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用材料・工具、受電設備
2位 高圧受電設備の結線図
3位 自家用電気工作物の検査方法

出題頻度の高い問題が上記のとおり。ただし、全体的にバランス良く点数を稼げる力が必要なので、内容を絞った勉強はあまりおすすめできません。

勉強時間に余裕がない場合は絞った勉強も1つの手段ですが、基本的には出題範囲の問題を解ける力は身につけてください。

第一種電気工事士の合格率

第一種電気工事士の合格率を解説します。
過去5年間の実施データを参考にして難易度をみていきましょう。

年度 試験区分 受験者数 合格者数 合格率
令和2年度 筆記試験 30,520人 15,876人 52.0%
実技試験 ※追記待ち ※追記待ち ※追記待ち
令和元年度 筆記試験 37,610人 20,350人 54.1%
実技試験 23,816人 15,410人 64.7%
平成30年度 筆記試験 36,048人 14,598人 40.5%
実技試験 19,815人 12,434人 62.8%
平成29年度 筆記試験 38,427人 18,076人 47.0%
実技試験 24,188人 15,368人 63.5%
平成28年度 筆記試験 39,013人 19,627人 50.3%
実技試験 23,677人 14,602人 61.7%

※スクロールすると動きます。

上記が過去5年間における合格率です。

近年の合格率は、筆記試験も50%を超えていますが油断は禁物です。第二種電気工事士よりも試験範囲が広いため、しっかりと対策を練りましょう。

また、実技試験よりも筆記試験の合格率は低い傾向です。そのため、まずは筆記試験の対策から計画的に行いましょう。

第一種電気工事士の試験内容

筆記試験

項目 詳細
出題形式 マークシート形式
出題時間 140分
出題数 50問
配点 1問あたり2点
合格基準 60点以上(30問以上の正答)
受験資格 年齢や学歴に関係なく、誰でも受験が可能。
試験科目 1.電気に関する基礎理論
2.配電理論及び配線設計
3.電気応用
4.電気機器、蓄電池、配線器具、電気工事用の材料及び工具並びに受電設備
5.電気工事の施工方法
6.自家用電気工作物の検査方法
7.配線図
8.発電施設、送電施設及び変電施設の基礎的な構造及び特性
9.一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安に関する法令

実技試験

項目 詳細
出題形式 出題された配線図を一定時間内に施工する
出題内容 全10問の候補問題より1問出題
試験時間 60分
合格基準 結線の正誤、欠陥の有無
受験資格 筆記試験の合格者もしくは免除者のみ
施工事項 1.電線の接続
2.配線工事
3.電気機器、蓄電池及び配線器具の設置
4.電気機器、蓄電池、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
5.コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
6.接地工事
7.電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
8.自家用電気工作物の検査

※スクロールすると動きます。

第一種電気工事士における主な勉強方法

第一種電気工事士における主な勉強方法

第一種電気工事士における勉強方法は主に3つあります。

サクッとみていきましょう。

参考書と問題集を用いた勉強

1番王道の勉強方法が参考書を用いた勉強です。自分で参考書や問題集を選択して購入し、勉強します。必要な工具も実技試験用に揃えましょう。

メリットと注意点

参考書と問題集のみであれば、5,000円くらいで揃えられます。参考書と問題集のみで基礎から応用能力まで身に付けられるのがメリットです。

参考書や問題集は、人気と評価の高いものを選択すれば間違いありません。第一種電気工事士の参考書は種類が限られているので、即断することが大切です。

参考書選びを素早く済ませたら試験対策をすぐに始めていきましょう。第一種電気工事士は、高圧の範囲が追加されるので試験範囲が広くなります。

過去に第二種電気工事士を取得している方や電気の知識が既に備わっている方にはおすすめですが、時間やモチベーションの管理が苦手な方は別の方法を実践しましょう。

日中、仕事が忙しく短い時間で効率よく勉強したい社会人の方は、次の通信講座を用いた勉強を実践するのがおすすめです。

おすすめの参考書と問題集

おすすめの参考書がこちら。

第一種電気工事士でおすすめの参考書

※リンクをクリックすると詳細が開きます。

上記の参考書と問題集を活用しましょう。

ただし、スケジュールの調整は自分自身でしなければいけません。というのも、「参考書と問題集を購入したことに満足して勉強が中々始められない」といった話はよくあります。

そういった際には、第一種電気工事士を取得することで将来の資格手当や就職の際に有利に働くことを目標にしてください。

勉強において受験者の努力は必須です。

上記の参考書と問題集は、図解も多く解説も丁寧なので、わかりやすい参考書で勉強したい方にはおすすめです。少しずつ合格する実力を身につけましょう。

通信講座(動画教材)を用いた勉強

通信講座を用いだ勉強は、「日中は仕事が忙しくて時間が確保できないから隙間時間を活用して効率よく勉強したい」社会人の方向けです。

メリットと注意点

受講費用は3万円~4万5,000円必要ですが、1年間のサポートつきで質疑応答できる環境が整うだけでなく、動画教材とテキストで効率よく勉強できます。

受講費用も1日あたりに換算するとそうでもありませんし、専門の講師による解説が携帯やタブレットでも見れるので、参考書だけの勉強よりも効率が遥かにアップします。

通信講座を受講すると自動でテキストも付属されていますし、悩んだ分野を自分だけで解決しなくてもよいのでモチベーションが維持しやすいのも魅力です。

勉強しない言い訳をなくすといった意味でも通信講座はおすすめできるので、日中は時間が確保しづらいといった社会人の方は、受講を積極的に検討してください。

おすすめの通信講座(動画教材)

おすすめの通信講座(動画教材)がこちら。

第一種電気工事士に強いおすすめの通信講座

通信講座 SAT 翔泳社アカデミー
価格 E-ラーニング
29,800円(税抜)
DVD講座
39,800円(税抜)
E-ラーニング・DVD講座
44,800円(税抜)
総合コース
80,000円(税抜)
技能コース
42,000円(税抜)
特徴
  1. 豊富な図解とフルカラーテキスト
  2. 質の高い講師による動画講義
  3. 低価格・高品質のE-ラーニング
  4. 最短30日間で合格を狙える教材
  5. 30日間の返金保証(条件付き)
  6. 教育訓練給付金制度対応
  1. 自分にあった学習スケジュールを計画可能
  2. 基礎を底上げできるテキストと動画講義
  3. E-ラーニングとDVD講座の選択が可能
  4. 工具セット、技能試験だけの受講にも対応
  5. 教育訓練給付金制度対応
おすすめ度
講座の受講 受講はこちらをクリック 受講はこちらをクリック

SATの通信講座は最短30日で合格が狙える
個人的におすすめの通信講座がSATです。技術系の資格を専門としており、高い人気と実績を集めています。専門の講師による分かりやすい解説が特徴で第一種電気工事士の筆記試験を最短30日で狙えるカリキュラムが整っています。
▷▷SATの第一種電気工事士講座を受講する

通信講座は社会人向けです。具体的には「日頃の隙間時間を有効活用して1~2ヶ月の勉強で合格を狙いたい方向け」です。

受講料金は必要ですが、1日あたりに換算するとそうでもありませんし、充実したサポートと質疑応答できる環境が整うことを考慮すれば投資する価値は十分あります。

お金を支払うことで逃げ道がなくなるのもメリット。やらなくて良い理由探しからやらなくてはいけない理由探しに変わります。

一発合格を狙いたい方は、即行動しましょう。
ただし、受講しても受験者自身の努力は必要なので注意してください。

効率を最大限あげるために受講しましょう。
詳細を知りたい方は、次の記事もご覧ください。

▷▷第一種電気工事士に強いおすすめの通信講座
▷▷SATでの無料資料請求と通信講座の受講方法

講習を利用した勉強

全国各地で開催されている第一種電気工事士の講習に参加するのも1つの方法です。こちらは、参考書や問題集で勉強している方があわせて活用する方法としておすすめです。

メリットと注意点

第一種電気工事士試験の対策を実施している講習に参加すると、講師が分野ごとの内容をわかりやすく解説してくれます。

合格するために必要な知識を一定以上身につけられるのが特徴です。また、分からない内容をその場ですぐに質問できるのが最大のメリットともいえます。

すぐに解決できるので、効率のよい対策が可能。ただし、短期間で実施されるので講習とあわせて自分自身で勉強する時間を確保することは必要です。

学んだ内容を復習し、参考書や問題集を繰り返すことで今まで以上に合格に近づくでしょう。理解を深める工夫をしながら勉強してください。

第一種電気工事士の試験別に見る勉強方法

第一種電気工事士の試験別に見る勉強方法

第一種電気工事士の勉強方法について詳しく解説します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

筆記試験に合格するための勉強方法

次の分野について勉強方法を解説します。

サクッとみていきましょう。

計算問題の勉強方法

第一種電気工事士の計算問題は、第二種電気工事士と比較して出題パターンが広くなっています。そのため、公式を覚えて活用する力が必要です。

コツとしては、計算問題を繰り返し解くことです。

最初は公式の使いどころが分からず戸惑うことの方がほとんどですが、過去問を3~5年間繰り返すと少しずつ問題を解く力が身につきます。

発電分野や送配電の分野など出題範囲が広いので、どの問題が出題されても解けるように各分野の要点をおさえて対策しましょう。

また、本番では電卓が使えないので計算ミスも注意。解き方が分かっても計算ミスで解答を間違えるのは悲しいので、繰り返し解いて間違いないか確認するといった自分にあう確認方法を見つけてください。

鑑別の勉強方法

鑑別問題の勉強としては、ひたすらに覚えることが大切です。過去問を5年分くらい解くとよく似た問題が出題されるので、間違えず答えられるようにしましょう。

  • 写真
  • 名称
  • 用途

これらをセットで覚えましょう。

ただ、第二種電気工事士と違い第一種電気工事士の鑑別問題で登場する機器や電線は実物を知らないとイメージしづらいですよね。

意識すると街中でも見かけるのですが、大きさや色をイメージするのであれば、YouTubeやネットで機器を検索して画像を見るのがおすすめです。

どんな感じで使用されているのかなどを一発で見れるので、何もない状態で問題を答えるよりかは頭に入りやすくなります。

鑑別を安定して正解できるようになれば、効率よく点数を稼げるようになり、加えて、すぐに問題を解けるので他の問題に割く時間も長くできます。

過去問10年分を2~3周すればOKです。参考書や問題集の解説、暗記ノートを用いて計画的に攻略してください。

配線図の勉強方法

第一種電気工事士の配線問題は、第二種と違って高圧の「単線結線図」と呼ばれる形で出題されます。図記号なども種類が多いのが特徴です。

これに関しては、ひたすら問題を解いて覚えていきましょう。単線結線図は、実際の仕事でも頻繁に登場するので覚えておいて損はありません。

むしろ、多くの電気設備は単線結線図にて回路を表示しているので、図記号を覚えて結線図を読み取る力は必須です。

最初から一つ一つ覚えるのは大変なので、画像を見ながら「遮断器」「変圧器」「継電器」といったように機器を種類ごとにわけてまとめて覚えるのがおすすめです。

本サイトでも単線結線図の図記号をまとめたものを作成していますので、完成したら追記します。

実技試験に合格するための勉強方法

第一種電気工事士の実技試験実技試験における勉強方法がこちら。

僕が実際に行った対策の流れです。
受験者の多くがこの方法を実践しています。

サクッとみていきましょう。

教材(参考書)を揃える

まずは、試験を対策するための参考書を揃えましょう。僕自身も使用しましたが、「すいーっと合格」が1番おすすめです。

第一種電気工事士でおすすめの参考書

上記のとおりです。
必要なポイントや複線図がまとめられているので効率よく対策できます。

すいーっと合格は電子書籍版もついてくるため、携帯やタブレットでも隙間時間を活用して複線図を勉強できます。ストレスなく快適に対策可能です。

ただし、注意点が1つだけ。候補問題が前年と異なる場合があるため、受験する際には最新版の参考書を購入してください。

工具と材料を揃える

参考書の次は、工具と材料です。第二種と同様の工具でも合格は狙えますが、第一種に登場する電線は第二種よりも被覆が向きにくい特徴があります。

実技試験用の工具
実技(技能)試験に必要な工具

1.ドライバー(プラスとマイナス)
2.ペンチ
3.電工ナイフ
4.スケール(メジャー)
5.ウォーターポンププライヤー
6.リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)
7.VVFストリッパー(任意ですが超おすすめ)
8.ワイヤーストリッパー(任意ですが一種でおすすめ)
9.ケーブルカッター(任意ですが一種でおすすめ)

※タイトルをクリックすると開きます。

上記が実技試験に必要な工具です。
工具は単品で揃えるよりも工具セットを購入して一括で揃えましょう。

第二種から受験している方であれば、足りない工具の単品購入でもOKです。もし、工具を揃えていない段階の方であれば、工具セットを購入してください。

おすすめの工具セットは、次のとおり。

おすすめの工具セット

※第一種向けの工具セットあり。
第一種電気工事士を真剣に見据えている人は「DK-11」を選択しましょう。DK-28の内容にワイヤーストリッパーとケーブルカッターが付属しています。

足りない工具を揃えたい方は「実技試験で必要な工具一覧」の記事をご覧ください。単品購入で必要なものが揃います。

実技試験で必要な工具を間違えずお得に揃えましょう。

実技試験用の材料

独学で対策される方は、工具セットとあわせて材料も購入しましょう。おすすめは、候補問題2周分の材料を用意して必要に応じて材料を追加するといった方法です。

材料も通販で間違いなく揃えるのがおすすめです。材料の種類や数量が間違えずに揃えられるので、実技試験の対策にのみ集中できます。

候補問題2周分の電線と必要な器具を揃えて対策すると合格する力は身につきます。後は、実力と相談しながら必要に応じて電線を追加で購入してください。

複線図をマスターする

第二種と同様に、第一種電気工事士の実技試験も「単線図」を「複線図」に書き直す力が求められます。基本的な内容は変わりませんが、結線が少し複雑なので間違えない様に注意しましょう。

単線図は「簡単な設計図」、複線図は「詳細な設計図」なので、攻略すると試験での施工速度や正確性が大幅に向上します。

第一種電気工事士の実技試験は試験時間が60分あるので、必ず複線図を記入して正しい結線を行うようにしてください。

  • 器具を記載する
  • 接地相(白線)と負荷・コンセントを接続
  • 非接地相(黒線)とスイッチ・コンセントを接続
  • スイッチと該当する負荷を接続
  • 施工条件にあった詳細を記載

書き方は上記のとおり。
ポイントは、100V回路と200V回路をわけて書くことです。

慣れると3分程度で記載できます。実技試験は候補問題の中から1問出題されるので、複線図の攻略は必要不可欠です。

複線図の書き方」の記事やYouTubeの動画でも詳しく解説しています。10分程度で基礎を解説しているので、よろしければご覧ください。

単位作業の練習をする

複線図の書き方をある程度マスターしたら、次は実際の施工をしていきましょう。まずは、単位作業(基礎作業)の練習から始めるのがおすすめです。

ただし、先ほど解説した材料と器具のセットを購入した場合、単位作業だけの練習だと候補問題の施工時に電線が不足します。そのため、候補問題を実際に施工しながら単位作業もあわせて行いましょう。

第二種電気工事士に合格している方は、基礎的な内容に関しては既に習得しているはずなので、そういった方は候補問題を積極的に施工してください。

  • ケーブル・電線の切断
  • ケーブル・電線の被覆剥き
  • ランプレセプタクルや露出形コンセントに結線するための輪作り(のの字巻き)
  • 電線と端子台との接続
  • 電線と器具の結線
  • リングスリーブと電線の接続
  • 差込形コネクタと電線の接続

単位作業としては、上記のとおり。慣れるまでに多少の時間が必要ですが、繰り返すうちに必ず作業速度は向上します。

「工具と材料は揃えたけど何から始めたら良いかわからない」といった方は、こういった単位作業から始めてください。

第一種電気工事士は、扱う電線の種類が増えるので被覆を素早く剥きたい方は「ケーブルカッター」や「ストリッパー」を使用すると施工速度が上昇します。

候補問題を2~3周施工する

単位作業の施工ができるようになれば、候補問題の施工を実践しましょう。目安としては「最低でも2周、できれば3周」といった感じです。

  • 問題の単線図と施工条件を確認
  • 単線図を複線図に書き直す
  • ケーブルの施工寸法を確認して切断する
  • ケーブルの被覆を剥く
  • 電線と器具を接続する
  • 電線同士を接続する
  • 結線の正誤と欠陥の有無を確認する
  • 形を整えて完了

施工の流れとしては、上記のとおりです。候補問題は全10問あるので、これらを2~3周施工してください。

実技試験の時間は60分あるので、各作業を効率よく実践できれば余裕は生まれます。大きなミスをしないように注意しながら対策あるのみです。

また、複線図の一覧や欠陥の判断基準については、次の記事を参考にしてください。

▷▷第一種電気工事士 実技試験の単線図と複線図
▷▷実技試験における欠陥と判断基準

よくある質問:独学でも合格を狙える?

結論としては、Yesです。
ただし、条件もあります。

  • モチベーションが維持できる
  • 問題解決の環境が整っている
  • 勉強時間が確保できる

最低でも上記3つのクリアが必要です。
上記の条件がクリアできない方は、通信講座の受講を検討しましょう。

ただ、独学で合格できないわけではありません。何回も受験料を支払い続けるのは精神的にも辛いので一発合格を確実に狙うために通信講座を受講しようといった話です。

受験者自身の努力が必要なことに変わりはありませんが、勉強の効率が独学よりも遥かにあプするので、自分自身が一発合格できる環境作りのために活用してください。

講座の詳細については、次のセクションで詳しく解説します。

▷▷関連:第一種電気工事士を独学で合格するための勉強方法

第一種電気工事士の通信講座を受講する勉強方法【社会人向け】

第一種電気工事士の通信講座を受講する勉強方法【社会人向け】

日中、仕事が忙しい社会人の方は、通信講座を受講しましょう。

受講料が必要ですが、メリットは豊富です。一発合格を真剣に狙う方であれば、是非受講を検討してください。

通信講座を受講するメリットとデメリット

第一種電気工事士の通信講座を受講するメリットとデメリットについてです。

通信講座を受講するメリット

・効率が大幅にアップ
⇒動画教材を用いるため
・隙間時間でも勉強可能
⇒携帯やタブレットでも勉強できるため
・充実したサポート
⇒悩みを即解決できる環境が整う
・一発合格を狙える内容
⇒実績と評価の高い講座選びが大切
・逃げ場をなくせる
⇒勉強しない言い訳ができない環境作り

通信講座を受講するデメリット

・受講料が必要
⇒1日あたり300円~500円の投資額
・受験者の努力は必要
⇒受講=合格ではない

メリットとデメリットを見出し4を用いて記載する

合格するためには即行動がおすすめです

通信講座を受講する際に悩む気持ちがあるのもわかりますが、本気で一発合格を狙う方で独学が不安な方は、通信講座を受講しましょう。

モチベーションが維持できない方は「逃げ道があってやらなくて良い理由を見つける」癖があります。一発合格を狙うなら、これをなくすことが大切です。

よくある話で「明日になってから行動しよう」といった方がいますが、これはおすすめできません。経験談ですが、結局行動できず後回しにしてしまうからです。

厳しい言い方をしますが、通信講座を受講したから合格できるわけではありません。受験者自身の努力は必要です。

通信講座の最大のメリットは、モチベーションを維持するためのサポートと勉強の効率が最大限アップすることです。お金を払っているので真剣度も増します。

合格するために、即行動して逃げ道とやらなくて良い理由探しをなくしましょう。

第一種電気工事士に強いおすすめの通信講座

通信講座 SAT 翔泳社アカデミー
価格 E-ラーニング
29,800円(税抜)
DVD講座
39,800円(税抜)
E-ラーニング・DVD講座
44,800円(税抜)
総合コース
80,000円(税抜)
技能コース
42,000円(税抜)
特徴
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  5. 教育訓練給付金制度対応
おすすめ度
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第一種電気工事士試験当日の戦略とポイント

第一種電気工事士試験当日の戦略とポイント

筆記試験と実技試験当日のポイントをまとめます。

試験当日までに必ず確認してください。

筆記試験当日の戦略とポイント

  1. 30分以上前に準備
    ⇒忘れ物は絶対にしない
  2. 開始40分以上前の会場到着
    ⇒遅刻厳禁。無条件の不合格を防ぐ
  3. お手洗いは確実に済ませる
    ⇒試験時は退室できないため。
  4. 公式と不安な箇所だけ確認する
    ⇒前日までにまとめておくと効率的
  5. 周囲の人間に流されない
    ⇒自分の合格に必要な行動を実践
  6. 100点を目指さない
    ⇒60点で合格なので1問に固執しない
  7. 問1から回答しない
    ⇒まずは問題全体の確認
  8. 計算問題は必ず見直しする
    ⇒電卓が使えないので確認は必須

上記のとおりです。筆記試験当日の過ごし方をより具体的に知りたい方は、次の記事もご覧ください。

▷▷第一種電気工事士 筆記試験当日の過ごし方と戦略

実技試験当日の戦略とポイント

  1. 昼食は試験終了直後
    ⇒試験前は緊張が伴うため
  2. 準備は最後の練習直後
    ⇒出発前に慌てるのを防ぐため
  3. 開始40分以上前の会場到着
    ⇒遅刻による不合格を防ぐため
  4. お手洗いは確実に済ませる
    ⇒試験時は退室できないため
  5. 複線図の確認を行う
    ⇒本番で少しでも時間の余裕を生むため
  6. 綺麗ではなく完成を目指す
    ⇒施工の完成が第一目標
  7. 複線図は必ず紙に記入する
    ⇒施工条件の確認が大切であるため
  8. 電線の色と圧着は要チェック
    ⇒致命的な失敗を防ぐため

上記のとおりです。実技試験当日の過ごし方をより具体的に知りたい方は、次の記事もご覧ください。

▷▷第一種電気工事士 実試験当日の過ごし方と戦略

第一種電気工事士の合格後にすべき行動

第一種電気工事士の合格後にすべき行動

最後に合格後に取るべき行動を解説します。
主に3つです。

どれも有効的でおすすめです。
即行動できるものばかりなので、1つ選んで実践しましょう。

新たな資格を取得する

1つ目の行動が新規資格の取得を狙う方法です。具体的には電験三種や電気工事施工管理技士といった資格ですね。

新規資格を取得することで更に知識が増えるだけでなく、技術者としての価値を上げることが可能です。資格手当などによる給料アップも狙えます。

特に、電験三種であれば第一種電気工事士の試験と似ている箇所もあり、従事できる仕事の種類が大幅に広がるので、取得すると絶大なメリットを得られます。

ただし、難易度が高い資格でもあるので一発合格を狙いつつも数年での取得を検討する必要があります。詳しい情報については、次の記事をご覧ください。

▷▷電験三種に合格するまでのロードマップ

経験を積んでレベルを上げる

2つ目の方法が現場に従事して技術者としてのレベルアップを狙う方法です。独立を狙う方にもおすすめの方法で、経験を積むことで実績が生まれます。

資格取得した未経験者でも募集している企業は多くありますが、現場での経験を積んで資格を保有している方であれば、今後も有利に働けます。

実際に現場に従事することで実践的な知識と技術も身につき、キャリアアップを狙えます。新規資格に挑戦しながら同時に行動できるのもメリットです。

資格を取得したら現場での経験も積んでいきましょう。

転職サイトに応募する

最後が転職サイトや転職エージェントに応募するといった行動です。これは、経験を積んでいる方から未経験者の方にまでおすすめできます。

というのも、現在の職場から転職を考えて第一種電気工事士を取得した方もいるはずです。そのため、経験を積むにしても職場を変えたいといった方は少なくありません。

第一種電気工事士の有資格者に対する求人は、第二種電気工事士とあわせて多く存在します。資格保有者の優遇は条件に多いのが特徴です。

電気工事士・電気主任技術者に強い転職サイト3選

  1. リクルートエージェント|転職支援実績No.1 ※最大級の転職サイトで案件と実績が豊富。まずはここに登録しましょう。
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  3. マイナビエージェント|人材紹介・転職サイト ※転職サイトの定番。大手だと案件も多いので登録して損はありません。

※0円で始められるおすすめの行動
転職する前に自分の特徴や強みを知りたい方は、リクナビネクストの「グッドポイント診断」がおすすめです。無料で診断できて転職にも役立ちます。職務経歴書も登録しておくと求人のオファーもあるため、転職エージェントとあわせて活用しましょう。
▷▷リクナビネクストのグッドポイント診断を受ける

おすすめの転職サイト・エージェントが上記のとおり。
登録は3~5分で行えるので即行動しましょう。

行動する際のポイントをおさえたい方は、次の記事もご覧ください。

▷▷電気工事士に強い転職サイト・転職エージェント

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ワタル
ワタル
電気科新卒→大手電力グループ会社に就職→2019年1月退職→ブログ立ち上げ→Webライターとしても活動中。【保有資格】第二種・第一種電気工事士、電験三種、エネルギー管理士(電気分野)、消防設備士乙6 他…
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