2020年度に実施される第一種電気工事士技能試験の候補問題No.6について、単線図と複線図の書き方について解説します。
本記事では、上記の疑問を解決します。
技能試験では「単線図」の状態から「複線図」に書き直す力が必要です。
候補問題を2周ほどやり込めば複線図を書く力は身に付きます。
レポート用紙やノートなどを用意していただいて一緒に書き進めてくださいね。
サクッと見ていきましょう。
本記事の信頼性
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候補問題No.6の単線図と複線図の解説
候補問題No.6の単線図と複線図の解説です。
- 書く順番をあらかじめ決めておく
- ひたすらに数をこなす
この2つを反復して練習することで素早く書くことができます。
解説と一緒に読み進めていきましょう。
候補問題No.6 単線図
- KIP8mm:600mm
- VVF1.6mm×2芯:1100mm
- VVF1.6mm×3芯:500mm
- VVF2.0mm×3芯:400mm
- IV5.5mm(黒):600mm
- IV5.5mm(緑):100mm
- ブロック端子2P(大):3個
- ブロック端子3P(小):1個
- ランプレセプタクル:1個
- アウトレットボックス:1個
- ゴムブッシング(19):3個
- ゴムブッシング(25):2個
- リングスリーブ(小):6個
候補問題No.6 複線図
複線図を書く手順は全部で5手順あります。
- 単線図どおりに器具を配置
- 電源の白線と該当する器具を接続
- 電源の黒線と該当する器具を接続
- 電源の赤線と該当する器具を接続
- 詳細を記入して完成
慣れると3~5分で書くことができます。
サクッと見ていきましょう。
手順1:単線図どおりに器具を配置
まずは、単線図どおりに器具を配置しましょう。
- 施工省略箇所
- スイッチと器具の概要
この2つに気をつけて配置すればOKです。
候補問題No.6においては次のようになります。
※黒線:黒,白線:青,赤線:赤,アース線:緑色で表しています。
手順2:電源の白線と該当する器具を接続
続いて、電源の白線と該当する器具を接続します。
- 運転表示灯
- 電流計(施工省略)
- その他負荷
上記3つが該当します。
白線が接続する器具は基本的に変わらないので、先に済ませておくと間違いが少なくなるのでオススメです。
実際に接続すると次のようになります。
手順3:電源の黒線と該当する器具を接続
次に、電源の黒線と該当する器具を接続します。
- 端子台のW相
- ランプレセプタクル
- その他負荷
この3つが該当します。
黒線も白線と同様に接続する器具が変わることは少ないので、先に済ませておきましょう。
実際に接続すると次のようになります。
手順4:電源の赤線と該当する器具を接続
あとは、赤線と該当する器具を接続すれば完成まであと僅かです。
- 端子台のU相
- その他負荷
該当するのは上記の2つです。
ここまで順番通りにしていれば迷うことはないと思います。
下記のようになっていることを確認してください。
手順5:詳細を記入して完成
最後に、具体的な詳細を記入して複線図の完成です。
- 電線の色
- リングスリーブの刻印
施工条件を確認しながらこの2つを記入しましょう。
圧着の刻印については、次の画像を参考にしてください。
複線図の作図としては以上です。
他の候補問題の複線図も同じように作成していきましょう。
候補問題No.6 完成した複線図
【補足】ケーブルストリッパーを使うと作業効率アップ
「KIPケーブルが硬くて剥きにくい」
「毎回力づくで剝いてるから疲れる」
管理人自身もこれにストレスを感じていました。
力で強引に剝いていると怪我のリスクも高くなり、握力が無くなるのか手の感覚が変に感じたりもします。
そこでオススメなのが「タジマ ムキチョッパDK-MC40」です。
- CVケーブル
- CVTケーブル
- KIP
これらの電線はスムーズに剥けます。
実際に使用したところ、VVRも剝くことができますが、切れ味が良いので少しだけコツが必要になります。
この工具を扱うことで安全に時短を狙うことが可能です。
VVFストリッパーも持っているのであれば、電工ナイフをほぼ使わずに施工できるので怪我のリスクもかなり低くなりますよ。
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