今回は、管理人がエネルギー管理士試験に合格するまでの経緯と勉強法について紹介していきたいと思います。
というのも、管理人が受験者の時代、合格体験記などを参考にして勉強のモチベーションに繋げたりもしました。
「自分以外にも頑張っている人が居る」ことって結構やる気に繋がりますよね。
- 受験時のスペック
- 合格までの年月
- 使用した参考書と問題集
- 勉強時間と勉強法
- 受験者に伝えたいこと
上記を深掘りしていきます。
結論からお話しすると、管理人は「1発合格」とか「1日5,6時間の勉強」できるほどのスペックを持ち合わせていません。
だからこそ、結構身近な体験記になっているかと思います。
勉強方法なんかも比較的真似しやすいはずなので、よろしければ参考にしてください。
さっそく見ていきましょう。
目次
エネルギー管理士を受験したときの管理人のスペック
エネルギー管理士受験時の管理人のスペックです。
恐らく、これを読んでいる皆さんと同じかちょっとだけ資格が多いくらいではないでしょうか?結構似ている人も多くいらっしゃると思います。
工業高校電気科卒業
工業高校の電気科を卒業しています。
その後は、大学とかにも行かずそのまま就職したので電気以外の能力面で言えば高卒レベルでストップしています。
ただ、電気科に通っていた際に「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」を取得したので一般の人と比較すると少しだけ電気に詳しい人でした。
一般的な電気会社に就職
卒業後は就職し、働いています。(2019年現在退職)
エネルギー管理士を取得したのはこの時になります。
就職しての勉強で感じたことは1つだけです。
仕事と勉強の両立は凄くしんどい
間違いなくこれですね。
学生時代は自分のやる気が勉強時間に直結していましたが社会人になるとやる気があっても時間がありません。そのため、睡眠時間を削るか効率的に勉強するかの2択になります。
僕は睡眠時間の確保がしたかったので1日1~2時間の勉強しかしていません。それを3~4ヶ月継続した結果、2年での取得です。
つまり、もう少し頑張れる人は1発合格も十分視野に入ります。
エネルギー管理士取得までにかかった歳月
エネルギー管理士合格までの期間は2年です。
今振り返ってみると、「もう少し頑張れば良かったかな」って思う部分もやっぱりありますね。
細かな内訳を見てみましょう。
1年目 | 3課目合格 |
---|---|
2年目 | 残り1課目合格 |
きっかけは電験三種の受験慣れ
実はこれが真実です。
エネルギー管理士を受験した理由としては「電験三種と問題が似ているから練習にちょうど良さそう」と感じたからです。
試験日も8月ですし、難易度も近いです。
それでもって試験会場独特の雰囲気なんかも味わえるのでちょうど良いんじゃないかと思ったので受験しました。
電験三種とエネルギー管理士の勉強ってどっちをしても両方の役に立つことが多いのでもの凄く効率が良かったですね。緊張しがちな人には結構オススメです。
電力応用が1番難しい話
これはよく言われていますね。
実体験を踏まえて結論を出すと、これは事実です。「電力応用」が電気分野の中では間違いなく1番難しい課目ですね。
理由も凄くシンプルで「微分・積分」が登場し、求められる数学力が非常に高いからです。要は問題の難易度が非常に高いというわけです。
実際、最後に残ったのも電力応用ですし、2年目に勉強してても結構手こずりました。範囲も広いというのもあってかなり厄介ですよ。
電力応用が合格できず、課目合格のループにはまる受験者も存在するくらいなので、この課目の攻略が合格のキーになってくることは間違いありません。
エネルギー管理士に使用した参考書と問題集
管理人がエネルギー管理士に使用した参考書は全部で3冊です。
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この3冊を使用しました。
ただ、問題集についてですが、今はこちらの方がオススメです。
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参考書については「1括収録型」のものを選びましょう。
試験範囲が電験三種と類似しているため、新しく覚える範囲がそこまで多くありません。むしろ、被っている部分の方が多いです。
- 電気の基礎
⇒自動制御・ラプラス変換・情報処理 - 電気設備及び機器
⇒整流回路 - 電力応用
⇒微分積分・選択問題の範囲 - 総合管理及び法規
⇒省エネ法と判断基準
覚える範囲はざっくりとこんな感じです。
法規と電力応用が少し多いくらいで後は、特別時間がかかる訳ではありません。
そのため、各課目収録の参考書よりかは1括収録の参考書の方が効率良く進めることができます。それよりかは、過去問を多く解くようにしてくださいね。
▷▷関連:おすすめの参考書と問題集
▷▷関連:過去10年間の問題と解答
エネルギー管理士の勉強時間と勉強法
管理人がエネルギー管理士に合格するまでの勉強時間を紹介します。
すぐに真似ができる勉強時間です。
1日2時間くらいの勉強を3~4ヶ月といった感じですね。
サクッと見ていきましょう。
エネルギー管理士の勉強時間
勉強時間の総時間としてはざっくり300~400時間くらいでしょうか。
- 4課目受験時【3課目合格】
⇒1日2時間を約4ヶ月 - 1課目受験時【試験合格】
⇒1日2時間を約2ヶ月
上記のような勉強スタイルでした。
正直なところ、週に1,2回は勉強をサボっていたときもあります。毎日ずっと継続はできていません。
逆に休日は少し多めに勉強もしていました。
仕事との両立は面倒くさかったですが、電験三種と比較して1問を解けるまでの時間が短かったのでモチベの維持なんかにはさほど困りませんでしたね。
「勉強する時はする」
「勉強しない時はしない」
このメリハリが凄い大切ですね。
ただ、勉強しない時が多くならないようにだけ要注意ですが…。
エネルギー管理士の勉強法
エネルギ-管理士の勉強で意識したことは3つあります。
- 過去問題をベースにする
- 参考書に直接書き込み
- 得意な分野を伸ばす
上記3つです。すぐに真似できます。
エネルギー管理士は確かに難しいですが、1課目の出題数はそれなりに多いです。
そうなってくると必ず1課目の中で「得意な問題」と「苦手な問題」が登場するかと思います。
管理人の場合は得意な問題を伸ばす方がモチベーションの維持がしやすかったのでそちらを中心に勉強しました。苦手な問題は頑張っても苦手意識が消えなかったので最低限の点数だけ獲れるように勉強したぐらいです。
これでも60%の合格ラインは割と余裕を持って超えられます。
あとは、過去問題と類似した問題を多く出題する特徴があるので、参考書を読み込みすぎずに過去問をベースに勉強したぐらいでしょうか?
過去問を解いて新しく得た知識はノートではなく、参考書に直接書き込むようにもしていました。
管理人の場合は、ノートを作成しても見ないことの方が多いからです。
参考書に直接書き込むことで、参考書自体を「まとめノート」にアップデートしていった感じになります。
割と効率が良いので、時間が無い人には結構おすすめですよ。
エネルギー管理士を受験する皆さんに伝えたいこと
試験を通して皆さんに伝えたいことが1つあります。
「エネルギー管理士は電験三種よりも合格しやすい試験」ということです。
巷では「電験2.5種」なんかと言われ難しいイメージを持たれがちですが、全然そんなことはありません。
電験と比べて1問あたりの配点が少なく、全体の点数が多い分「1問あたりの価値」が電験三種と比較してかなり小さいです。
合格ラインは60%ですが、しっかりと対策を練って勉強を進めていけば意外にも達成はそう難しくないでしょう。
この記事で書いていることが少しでもお役に立てば幸いです。
試験に向けて勉強をどんどん進めてくださいね。