エネルギー管理士試験は、約1日かけて実施されます。
朝に試験会場へ行き、終了は夕方を過ぎてになるのでかなりの長期戦です。
本記事では、上記の疑問を解決します。
試験当日は、昼間の睡魔や脳の疲労、周囲の雰囲気に影響されて本来の実力を発揮できない場合があります。試験までの過ごし方や試験での時間の使い方が試験攻略の最初のカギです。
上記を深掘り解説していきます。
エネルギー管理士の試験当日に実践する戦略を知りたい方は、必見です。
本記事の内容
- 試験当日の試験会場での過ごし方
- 休憩時間中にやってはいけないこと
- 試験当日に実力を120%発揮する時間戦略
上記の3本立てで解説します。
エネルギー管理士に合格した際の実体験をもとに実力を十分に発揮するための方法を3段階に分けてご紹介します。
サクッと見ていきましょう。
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、電気資格を複数取得済みです。
ブログ歴2年で、電気資格に関する案件を50件以上受注しています。
エネルギー管理士試験当日の試験会場での過ごし方
まずは、試験会場での過ごし方についてです。
- 会場に着くまでの過ごし方
- 試験が始まるまでの過ごし方
この2つを抑えておくことが大切です。
重要なポイントをチェックしていきましょう。
試験会場に着くまでの過ごし方
注意点は2つあります。
- 荷物は家を出発する30分前までに準備
- 入室時間の30分前には会場到着
この2つに気をつけましょう。
エネルギー管理士の場合は「受験票と電卓を忘れないこと」が大切です。
荷物は家を出発する30分前までに準備
当日は余裕を持って準備をするようにしましょう。
時間ギリギリで準備すると、1つだけどこかに置いて見つからないような荷物があったりします。
忘れっぽい性格の人は、準備=当日持ち運ぶ鞄(リュック)に入れておくのが確実でオススメです。「ここに置いたはずなのに」とバタバタすることが多い人は特に注意ですね。
ちなみに、当日準備するものは次のとおりです。
- 受験票【顔写真付き】
- HBの鉛筆 or シャーペン
- 鉛筆削り or シャーペンの芯
- 消しゴム
- 透明・半透明の30cm以下の定規
- 腕時計【電卓・通信・アラーム機能は×】
- 電卓【関数機能は×】※1
- 眼鏡 or ルーペ【必要な人のみ】
※1 エネルギー管理士で用いる電卓は、関数機能のないものに限られています。
エネルギー管理士に使用できる電卓の例
注意:√機能は必須です。
エネルギー管理士に使用できない電卓の例
このような関数電卓は使用できません。
入室時間の30分前には会場到着
試験当日は、9:00から「エネルギーの総合管理及び法規」が開始されます。入室時刻は8:40で試験の案内が開始されるため、それまでには入室しておきましょう。
30分前の8:10~8:20までの会場到着が理想です。
また、当日は交通機関が混んでいる可能性があります。
- 駐車場の確認
- 電車の時刻確認
該当するものをチェックしておきましょう。
電車を利用する人は、先に帰りの切符を購入しておいても良いかもです。
遅刻厳禁で当日は過ごしてくださいね。
試験が始まるまでの過ごし方
ここで意識することは3つあります。
- お手洗いは済ませておく
- 参考書は不安なポイントだけ確認
- 周りの人間に影響されない
この3つです。
特に、「参考書の使い方」と「試験が始まるまでの時間」は密接した関係があるのでチェックしておきましょう。
お手洗いは済ませておく
- エネルギーの総合管理:80分
- 電気の基礎:80分
- 電気設備及び機器:110分
- 電力応用:110分
このように試験時間がかなり長いです。
解いている時間は、かなり短く感じるはずですが試験前のガイダンスも含めると、2時間近くは退室することができません。
そのため、お手洗いは確実に済ませておきましょう。
試験会場に着いたら席を確認して、とりあえずお手洗いを済ませておきましょう。試験中は退室したら戻れないので注意してください。
参考書は不安なポイントだけ確認
当日の試験会場で参考書をすべて確認したくなる気持ちは分かります。
ただし、当日に確認すべきポイントはただ1つです。
「出題されたら解けるか分からない問題」
この問題を確認するのが1番です。
試験当日は、どの問題に対しても不安を抱きがちになるので、できれば前日までにまとめておくのがオススメです。
解ける問題は、いつ解いても解けるので自信を持ってくださいね。
周りの人間に影響されない
試験会場には色々な人がいます。
- ノートにまとめている人
- 参考書と向き合っている人
- 何もせずにボーッとしている人
- 友人と会話している人
- 熟睡している人
これらは、すべて管理人が見てきた人たちです。
とりあえず、熟睡はNGです。
加えて、周りの人間がそうしているからといって、必ずしも同じ行動をしなければいけない訳ではありません。
自分が合格するために1番必要なことをしましょう。
堂々としていれば、自然と「真似される側」になっているので、周りの人間に影響されずに自信を持って行動してください。
【重要】休憩時間中にやってはいけないこと
「休憩時間」にやってはいけない行動です。
結論からお話しすると2つあるのですが、どちらも時間の無駄になるので欲求を抑えるように頑張りましょう。
- 受験した課目の問題を見直す
- 解答速報を検索する
この2つは絶対に辞めておきましょう。
受験した課目の問題を見直す
- 「あの問題どうだったかなぁ」
- 「60%に届いているか不安だなぁ」
1課目の試験終了後はこうなりがちです。
少しの間であれば、考えるのはOKです。ただし、5分以上考えるのは辞めておきましょう。
「参考書を見て確認したくなる」
「友達と解答を確認して不安を紛らわしたくなる」
こうなる気持ちは分かります。
ただ、1度受験した課目は点数を変えることができません。終わった課目のことよりかは、これから受験する課目のことを考えましょう。
- 疲れた脳の休息
- 次の課目の不安なポイントを確認
これらの行動の方が重要です。
次の課目での60%の数%を掴むことになりますから。
解答速報を検索する
試験当日、5ch(旧2ch)にて解答速報が立てられます。
そこに、受験者たちが集まって解答を確認しあうといったことが行われがちです。
当日は解答をすぐにでも確認したくなるはず。
- 掲示板
- SNS
気持ちは分かりますが、試験終了までは封印しましょう。
前の課目を引きずっていても点数が上がらないので、先ほど言ったとおり、次の課目に切り替えるようにしてください。
試験当日に実力を120%発揮する時間戦略
僕自身、多くの電気の資格を取得してきました。
そこで得た、エネルギー管理士に特化した時間戦略を紹介します。
合計で3つあり、すべて真似することが可能です。
- 解ける問題からひたすらに解く
- 解ける問題を絶対に間違わない
- 計算問題は途中式を残す
サクッと見ていきましょう。
解ける問題からひたすらに解く
エネルギー管理士は、1項目の中で多くのことを問われます。
そのため、どこかの問題で悩んだ際には他の問題を解き進める方が効率的です。
特に電力応用なんかがかなり重要で、微分・積分だったり急に難しくなる部分があるので、そこは分からなければ後回しにした方が良いです。
分からない問題を延々と解き続けるよりかは分かる問題を解いていきましょう。
これは実体験ですが、60%が合格ラインなので思ったよりも間違えることができます。少なからず電験三種よりかは精神的余裕が保てますよ。
悩みすぎはNGなので注意してくださいね。
解ける問題を絶対に間違わない
先ほどの補足です。
解ける問題は絶対に間違えないようにしてください。
エネルギー管理士は1項目の中で多くのことを問われますが、1問1問の解答を次の問題を解くために用いることが非常に多いです。
そのため、どこか1つでも間違えるとその後の解答すべて間違える可能性が非常に高くなります。
「解けない問題を減らす」ことも重要ですが「間違えない問題を増やす」ことも同じくらい大切です。エネルギー管理士では解答の正確性も求められるので注意してくださいね。
時間を確認しながら有効に解き進めていきましょう。
計算問題は途中式を残す
- 1回目の解答
- 2回目の見直し
上記の2つは大切なポイントです。
どの資格でも重要なことでしたが、エネルギー管理士も同様になります。
何度も言いますが、エネルギー管理士は解答する問題が非常に多いです。そのため、計算問題は途中式を残さないと見直しにかなりの時間が掛かります。
「1回目と2回目の解答が違う」
こういった際に、最初の解答時の途中式が必須です。
途中式があると、1回目と2回目のどちらが間違っているかの判断材料が増えて判断しやすくなります。結果として、どちらのミスにも気づきやすくなるので点数的にも時間的にも効率的です。
時間短縮ができると、色々な時間を増やすことができるので試験時間は是非とも有意義に過ごすようにしてください。
さいごに
最後に、この記事の内容をまとめて終わりです。
- 忘れ物は絶対にしない。
⇒受験票と電卓は要チェック - 遅刻厳禁。会場には早めに。
⇒30分前には到着するように。 - お手洗いは確実に済ませる。
⇒試験開始後は退室できない。 - 当日は不安なポイントだけ確認。
⇒あらかじめまとめておく。 - 周りの人間に影響されない
⇒自分に必要なことを堂々行う。 - 受験した課目を見直さない
⇒5分だけOK。次の課目に切り替え。 - 解答速報を検索しない
⇒次の課目の点数アップを考える。 - 解ける問題から解き進める
⇒解答する問題が非常に多いため。 - 解ける問題を絶対に間違えない
⇒解答を次の問題に用いるため。 - 計算の途中式は残す
⇒見直しがしやすくなるため。
「エネルギー管理士を1発合格」
目指すところはここですよね。
受験費用が他の試験よりも高いですし、仕事に就きながら勉強するのは非常に面倒くさいですし、やる気が維持できません。
この記事に書いてあることが少しでもお役に立てば幸いです。
持てる実力を存分に発揮して合格を手にしてくださいね。